平日の午前だが、休暇をいただいて「墳行」
昼過ぎには帰宅して娘の耳鼻科行きに付き合う約束にしたので、駆け足行になった。
通勤時間帯を少し過ぎた時間に出て、東急田園都市線で市が尾駅で下車。
バスで5分程、「水道局青葉事務所前」で降りると看板が出ている。(専用駐車場もある)
稲荷前古墳群 16号墳(前方後方墳)全長37.5m 4世紀後半
駐車場の看板
台地の突端のようで、竹やぶの中の階段を上っていくと、頂上が古墳。
出現
16号墳を中心に、3つが並んでいる。小道は周回コース。
後方部から前方部
川の向こうに丹沢山系が見渡せる。
いつも古墳に行く度に、最高のロケーションに造られていると思う。
前方部から後方部
どちらも「方」だと前後が難しいが、入り口看板では手前がスカートの裾側、つまり前方側。
前方後方墳 初めて現物を見た。
強い日差しで読みにくいですが。
下地に笹模様がある感じ。
駐車場からの道(階段)は、一周できるコースになっている。
15号墳 半分削られた。崖下は民家。
南側、木の陰が17号墳
17号墳から見た16号墳
かつてはこんなにあったのに、3つしか残っていない。
ちなみに、駅の側には市ヶ尾横穴古墳群もあったことを後で知った。
横浜市歴史博物館
2駅乗って、あざみの駅で横浜市営地下鉄に乗り換え、1駅目の「センター北」で下車。
線路に沿って歩いて徒歩5分ほどで到着。平日の午前で、小学生(地元の4年生くらいか)の集団が見学中。「普通の大人」はさすがにいない。
大きな円形ホールの円周部分が、小分けのバームクーヘンのように時代ごとに区切られている。見やすくわかりやすい展示。
愛嬌のある水鳥の埴輪。楯を持つ男たちは相変わらずクール。
縄文時代の土偶もある。松戸の博物館のものと似ている顔。
古代の道。都筑(駅でなく郡が)が、武蔵府中ルートのバイパスルートになった。
石器の接合例まで展示されていた。根気のいる復元作業。
弥生時代の方形周溝墓の埋葬ジオラマ。
説明ボードに、5月に行った富岡の貫前陣座の神事が。見たい。
ショップが充実しており、パンフや本を3冊購入。神奈川県の古墳を歩くという本、迷った末に買わなかったが、店の人に「あの本を見ていたので、絶対このパンフを買うと思った」と言われ、ちょっと恥ずかしかった。
博物館のならびに、「大塚・歳勝土遺跡」があって、縄文から弥生にかけての遺構や復元住居が見られるのだが、時間がなかった。また来いということか。