今回からは6月下旬に一泊二日で訪ねた、熊野詣バスツアー。
まいまい京都主催で、ガイドは”森の案内人”の三浦豊さん。社寺遺跡だけでなく、”木の国”の木々の解説もあってとても充実の旅となりました。
和歌山駅から貸し切り中型バスに乗り、最初に向かったのは滝尻王子。
そのポイントの2㎞ほど手前の「ねむの木食道」にて、まずはランチを。
お店は冨田川沿いにあって、とても爽やかな風が流れていました。
滝尻王子の駐車場に到着。
滝尻王子宮十郷神社に参拝します。
世界遺産の碑。登録は2004年。
熊野古道の入口を味わいます。
熊野参詣道・中辺路(なかへち)の解説板。
平安時代に都の人々によってはじめられた「熊野もうで」は、今日「熊野古道」と呼ばれる道を通って本宮、新宮、那智の「熊野三山」に参詣するものでした。途中には熊野神の御子神を祀る「九十九王子」があり、人々は奉幣や読経といった宗教行事のほか、厳しい山岳修行を重ねながら進みました。田辺から東進する道は、後世「中辺路」と呼ばれるようになりますが、滝尻王子から本宮の間は、歴史をものがたる名所旧跡が多いところです。
ちなみに、御子神(みこがみ)とは、神社において親子関係にある神が祀られる場合、子に当たる神のことだそうです(Wikipediaより)
ここから熊野本宮までは、古道を歩くのは一日では困難ですね。途中(4分の3程?)の湯川王子までのルートが示されていましたが、休みなしで10時間半!
私たちはバスでポイントを巡る贅沢なツアーでした。
滝尻王子宮十郷神社に参拝。
拝殿前から振り返って。緑の濃い境内です。
社殿の左が熊野古道。
左手には富田川が流れます。
その先で本格的な山道に。リュックを背負った外人さんが一人登って行きました。
次のポイントの高原熊野神社までは3.7㎞。さきほどのコースタイムでは2時間弱。
この曲がり角に巨石があります。
巨石を抱える巨木。
もちろん樹種の説明もありました(が失念しました…)
岩の上でも根を張れる木、水辺を好む木、”木の国”にはあちらこちらにさまざまな種類の樹木が大きく育っていました。
一行は少し登って、古道の雰囲気を感じました。
折り返したあたりから振り返って。
このあとバスで熊野本宮へ。およそ40分で通過。