荒神山神社を参拝後に、すぐ北の荒神山古墳を訪ねました。
神社の北に「約150m先です」の表示、いったん下ります。
説明板の背後に大きな墳丘が見えていました。
ちょっとピンぼけ。
国指定史跡 荒神山(こうじんやま)古墳
平成23年2月7日指定
荒神山古墳は、彦根市の南部の琵琶湖岸に近い湖東平野に登える荒神山(標高284m)の山頂から約150m下った尾根頂部に位置しています。今から約1600年前(古墳時代前期末:4世紀末)に築造された「前方後円墳」で、全長124mと県下最大級の規模を誇り、墳丘には段築、石・埴輪を備えています。その規模・立地・墳丘構造より当時の大和政権と深いつながりを持ち、湖東平野や湖上交通に大きな影響力を持った人物が葬られたと考えられます。古墳時代前期における近江地域の政治状況、さらには大和政権と東国との関係を知る上で重要な古墳ということができます。出土埴輪
荒神山古墳で出土した場輪は、円筒壊輪(普通円筒埴輪、朝顔形円筒埴輪)、壺形埴輪、形象 埴輪(家形埴輪、蓋形埴輪、靫形埴輪、不明埴輪)などです。出土状況及び出土量より墳丘の 1段目・2段目テラス及び墳頂部に埴輪の多量配列が実現していたようです。現在のところ、近江地域での埴輪の多量配列が確認できる最古の前方後円墳ということができます。
彦根市教育委員会 文化財部 文化財課
実測図部分。全長124mもの墳丘が尾根頂部に。
まず目にするのは後円部。
左の小径を進むと鞍部の上り口に。
来た道を振り返って。
鞍部に上がって後円部を。手前が墓地になっています。
鞍部からみた後円部左側斜面。
そこから左(東)側。木々の先にうっすらと平野が見えました。
後円部墳頂には凹みあり。
後円部の先を見下ろして。
後円部から前方部方向を。
前方部頂部は広く平べったいです。
前方部先端部から見下ろして。
振り返った後円部方向。
前方部左裾から後円部方向。
逆サイド、前方部右裾から後円部方向。
上記の小径を進んで、後円部裾から振り返った前方部方向。
山上に築かれた大きな墳丘を堪能しました。