新原・奴山古墳群を堪能させていただいた後は、山塊北端の桜京古墳を目指しました。
ピンの西側、県道69号線沿いに説明板が立っていました。
国指定史跡 桜京古墳
昭和51年3月31日指定
桜京古墳は、宗像地域唯一の装飾古墳です。墳丘の形は前方後円墳で、長さは39mあります。
後円部には石室があり、奥壁部分には石屋形と呼ばれる埋葬施設が設けられています。その石屋形の柱や奥壁には、赤・緑・黄で塗り分けられた三角形を連続した装飾が施されています。
装飾古墳は全国で約700基ほど発見されており、主に肥後や筑後地域に多く見られます。当古墳の築造は、こうした地域から影響を受けたものと考えられます。近隣では、桂川王塚古墳(桂川町)や竹原古墳(宮若市)などがあります。
宗像市
看板脇から墳丘への道。
その先は行き止まりで、厳重な柵がありました。
見上げた先にあるようですが、墳丘の雰囲気はわからず。
説明板にあった、石室内の石屋形の写真。
装飾の復元図。
平家蟹さんが行かれた12年前にはまだ柵が無かったようで、墳丘の姿を写真に撮られています。
下記のサイトには、石室内の3D画像など、詳細情報が満載でした。
調査報告書もネットで見られます。
https://munahaku.jp/wp-content/uploads/2018/10/sakurakyou02.pdf
宗像市のサイトで、地元の高校生が発見した古墳と知りました。
時間旅行ムナカタ第39回 高校生が発見!国指定史跡桜京古墳 - 宗像
上記には「将来の公開を楽しみに」ともあります。ぜひお願いいたします。
2024年2月下旬訪問