2023年3月上旬の肥後墳行の2日目(最終日)は、熊本県の北西部を中心に回りました。
まずは市街に近い釜尾古墳から。
午前6時ころに現地到着。まだ月がきれいでした。
墳丘の西隣の菅原神社。周囲は住宅地なので静かに参拝。
その右隣に墳丘が。
シートと網をかぶっています。
この古墳も2016年の熊本地震で被災(崩落)しています。
詳細記録がネット上にありました。
墳丘の北側。本来は直径約30m超の円墳とのこと。
墳丘の南側には標柱や看板が。
書き起こしをあきらめた説明板。
その先の開口部(シート部分)を振り返って。
写真付きの説明板。
国指定史跡 釜尾古墳
肥後国志によると古墳は、明和6年(1769)春に発見された。円墳の内部に安山岩の割石を平積みに持ち送り式に築いた横穴式石室を設け、その奥行、幅ともに3.3m、高さ約3.9mを有する。
石室の周囲は下段を白、中段を赤、上段を白にぬりわけ、正面に不揃いな石材で石屋形をつくる。
石屋形の天井や壁には、赤白青の三色で三角形や歯車形、同心円とともに、双脚輪状文とよばれる花びら形のめずらしい文様をえがく、また通路の天井や、石文にも三角形文様がわずかに残る。
その徳三年代は6世紀頃といわれ考古学上、美術史上貴重な例である。
大正10年3月3日指定 北部町教育委員会
写真部分。壁の色分けが、フランス国旗のよう。
熊本市のサイトで、石室内の画像が見られます!
月光のハクモクレン。