墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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千金甲古墳(丙号・乙号) 熊本県熊本市西区小島

千金甲(せこんごう)古墳の甲号の近くへ行った後は、道路の南側の丙号・乙号へも寄りました。

 

道路から見た丙号(中央)

 

道に面して扉がありますが、しっかり施錠。

 

金網越しに墳丘を。


金網の間から開口部をズーム。

角にミラーを置いていただけると、なんて。

 

さらに降りると、乙号。

 

石室は覆い屋で保護されているようです。

 

格子扉が見えていますが、中の様子を窺うには距離があります。

 

説明板あり。

国指定史跡 千金甲古墳(乙号)
大正10年3月3日指定
この古墳は千金甲古墳(甲号)とともに本県の代表的な装飾古墳の一つである。直径約15m、高さ約3mの円墳で、石室は安山岩の割石を平積にして構築されているが、天井石はすでに失われている。石室の平面形は隅丸の長方形(3.6m×3m)で、奥壁にそって自然石を組み合わせた石屋形がある。
装飾文は石屋形の内壁と架石の正面に線刻彩色されている。奥壁は二枚の石からなり、上段左手にゴンドラ形の舟、中段に8個の靭と6個の弓が交互に描かれ、靭・弓には緑色の彩色が施されている。下段には左端に丁字形柄頭の大刀が、続いて三重の同心円、右端には靭が描かれ、赤・緑色の彩色が施されている。左壁の装飾文は三重の同心円を上下に描き、その左右に大刀を配している。右壁には二重の同心円を並べ、その上に靭、弓、各4回を交互に配している。
築造年代は千金甲古墳(甲号)より少しおそく、6世紀の中頃と考えられる。
熊本県教育委員会(昭和63年3月建)

 

石屋形に装飾文が描かれているとのこと。

 

甲号の下の説明板にあった乙号石屋形の写真。装飾文は判らず…

 

墳丘のそばから見渡せた有明海方向。

 

ズームすると、海苔の養殖場?も見えました。

 

 

この日は熊本市内に宿をとり、馬刺しや熊本ラーメンをいただきました。

 

中心街には2019年に出来たサクラマチクマモトという複合施設がありました。

 

その屋上庭園からは熊本城が望めました。