前回の北条古墳からは国道173号を北東へ20数分、兵庫県から京都府に入って京丹波町の豊田車塚古墳へ。
若狭湾に注ぐ由良川の上流の高屋川の左岸に立地。
県道脇に前方後円墳がありました。
説明板完備。全長は30m強。
丹波町指定文化財
車塚古墳 1基
由来 前方後円墳
墳長31.5m、後円部径19.3m・高さ4.5m、前方部幅7.2m・高さ1.5m
この古墳は「車塚」ともよばれ5世紀頃に造られた古墳でこの地を支配していた豪族の墓とみられる。
このような大きな古墳のあることは古くから村が開け、農耕生活が営まれていたと思われる。
古墳の上には明治初期までケヤキの大木があって、里人から「鬼門の森」とよばれ恐れられ昔の形のまま保存されたものである。
古代の丹波の成り立ちを考えるうえでも貴重な歴史的文化遺産である。
史跡:車塚古墳 1基
指定年月日:平成7年3月31日
所有者:豊田生産森林組合
所在地:丹波町字豊田
丹波町教育委員会
前方l部右裾側から。
前方部に上がらせていただいて後円部を。
後円部先端側(北東)の眺め。右150m位に高屋川。下流側の私市丸山古墳(綾部市)までは35㎞の流れ。
後円部から前方部を。
コンパクトな前方後円墳ですが、しっかりくびれていて美しいです。
後円部左上側から。