前回のつづき。
ひばりが丘の墓参の後、グーグルマップで”古墳”を検索し、西武池袋線を西に向かった先にピンが立った稲荷山公園古墳群を目指した。
所沢駅から5つ先、入間市駅の1つ手前にある稲荷山公園駅で下車。
すぐ後ろは航空自衛隊入間基地。
駅前、道路の向かいに幹廻りの大きな桜並木があった。
右の方へ回ると出入口が。
埼玉県営の公園で、米軍のジョンソン飛行場にあった公園が返還されたものだそう。
http://www.seibu-la.co.jp/inariyama/about/
地図上に古墳は示されていなかった。
園内のソメイヨシノやヤエザクラの並木は、なんと300本。
サクラの木々は高さも、枝の拡がりもあるので、花が咲くとかなり見応えがあるのでは。
周回路を左に回っていくと、狭山市立博物館がある。
入館料は一般150円。2階の展示室へは円形ホールのスロープを上がった。ホールのつくりは狭山市内に残る古代の井戸、七曲井(ななまがりのい)などをイメージしているとのこと。
http://sayama-city-museum.com/guide/
常設展示は横に長い一部屋で、170~70万年も前の象の骨格から狭山茶の作り方まで、かなり充実した内容だった。
マンモスやナウマンゾウよりはるかに古いアケボノゾウの化石は、狭山市大字笹井ほか入間川沿いの数ヶ所で発見されている。
縄文時代コーナーも充実。
ガラス越しでなく、間近で見ることが出来る。
縄文期のジオラマ。
古墳時代コーナーは、上広瀬古墳群(8号墳)の縦置きジオラマなど。
切子玉、小玉、金環、直刀、直刀鍔、刀子、鉄鏃、土師器などのの副葬品も上広瀬古墳群からの出土品。
奈良・平安期のジオラマ。
農家の生活用具のコーナー。
凛々しい雛人形が。
狭山茶をつくる仕事。
狭山・入間の馬車鉄道は1/1模型。
車内には憂い顔(?)の女性。
博物館の受付の方に園内の古墳について伺うと、西側の園路の外側に踏み入ったあたりがそうだが見てもわからないでしょう、と親切に教えていただいた。
外に出て、芝生広場から振り返った狭山市立博物館。
つづく。