前回のつづき。
高輪大木戸のすぐ近くに、JR線路側に向かう道があった。
自転車で、普通のスピードで突入する人も。
器用に、ちょんと頭をかがめて入っていった。
「制限高1.5M」の看板。
実際は160cm以上はある感じだった。
この時点ではワクワク感の方が勝っていた。
池上線の洗足池駅付近のガード下も楽しかった。
泉岳寺側から入ると、一瞬天井があく。
タクシーが来た。
結構頻繁に通っていた。
そこから先は本格的に低くなっていった。車は一方通行。
出るまで200m以上あった。
腰をかがめ頭を傾げながら歩く距離としてはかなり長く、こたえた。
結構人通りも(自転車も)あって、一本の歩道をすれ違うのも気を遣う。
余裕がなくて早足になって写真を撮れなかった。
こちらに頭上高がよくわかる写真がある(ロマンが星3つ)
確かに、ここはガード下というよりトンネル。
上はただの線路ではなく、田町車両センター - Wikipedia
ガード下の名称も上記で知った。 以下に一部を抜粋。
敷地内の芝浦四丁目と港南一丁目の境界を区道(東行き一方通行)が通っている。これをまたぐガードの高輪橋架道橋(たかなわきょうかどうきょう)は高さ制限が1.5mという極端な低さである。また、ガードから本センターに通じる通路が2カ所あるが、西側の1カ所は鉄板でふさがれており警告板のみ残っている。東側は「閉鎖 品川運転所長」の札がぶら下がっているのみで原形をとどめている。東京無線など都内を走るタクシーには、天井の社名灯が通行の支障となるため、社名灯の頂上部を数cm削ったいわゆる「高輪橋架道橋特別仕様」が存在する。
元々この道路は運河へと続く水路だったが、大正時代にこれを埋め立てて道路が作られた。その際、当時の日本人の平均身長が165cm程度だったため、高さをそれに合わせ、現代人から見れば極端に低く見える架道橋ができたとされる。
トンネルなのに「橋」なのは、通路の上を跨ぐ電車の立場でついた名前だからか。 通路の立場からなら、高輪橋架道橋「下(通路)」になるかと。
あんな天井の低いところに仕事場への入口があったなんて「マルコビッチの穴」のようでは・・・
やっと外に出て、振り返ったところ。
出てすぐにあった小公園で、ほっと一息。
きれいな毛並みの猫がいた。
公園の先は運河。上は車両基地へ向かう新幹線。
奥(左)には貨物基地へ続く架線のない鉄道高架があった。
北方向には、ビルに挟まれた新芝運河。
小公園は「港区立高浜公園」という名前だった。
その先には周囲が公園になっている芝浦水再生センターがあった。
中をつっきるような道があったが、ここで引き返した。
機能美の眺め。
これから仕事に向かう新幹線。
その高架橋は、道路橋上のトラスを基礎にしていた。後から利用しているように見えるが・・・
高浜西運河。ズームしたら、高浜橋、モノレールとフジテレビもよく見えた。
田町駅まで1kmほどを歩いた。ビルへの日差しの反射が強烈だった。