墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

旧朝倉家住宅(庭園編) 東京都目黒区青葉台

前回のつづき。

旧朝倉家住宅は建物は渋谷区だが庭園は目黒区になる。

いただいたパンフには「旧朝倉家住宅の庭園は、崖線という地形を取り入れた回遊式庭園で、石灯籠などの添景物が多く配置され、春はツツジの花や新緑を、秋はモミジなどの美しい紅葉を楽しむことができます」とあった。

 

一旦外に出て庭へと続く門に向かう。

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門をはいって振り返ったところ。受付の方の話だと、このとき(11/30)まだ紅葉は50%くらいではないかとのことだった。

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モミジの向こうは高級マンション・キングスホーム代官山。1975年12月竣工だが、KENRENTのHPを見たら7F・120㎡で月額家賃60万円だった。

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庭から見た主屋。全面ガラス戸が多くて開放的な雰囲気。

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庭の飛び石には大きな石材が使われていた。人工的な円形があると思ったら(画面左端で切れている石)、後で水車の石臼に使っていた石だと知った。

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素敵な踏み石の配置。

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庭園鑑賞の順路は傾斜にしたがって降りていくので、徐々に建物を見上げるようになる。

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庭を降りきったところ。小道が横切るが、あとで旧鎌倉街道のひとつ、目切坂と知った。

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地のような図の黄葉。

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一番奥にある土蔵。中で主屋とつながっている。

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土蔵の先に、なんと猿楽塚古墳への出口(出口専用)あった。両者を訪ねる場合は先に朝倉邸がよい。

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実はこのすぐ脇に、猿楽塚古墳の南塚があったようだが見逃してしまった。

帰ってから下記の方のブログを拝見して知った。


"主墳"だけでなく小さな“副墳”のほうも守られていて、遺跡を大切にされている気持ちが伝わってくる。

 

崖線際の南斜面上という「一等地」は、古代に古墳が築造された場所が多い。

現在の東京エリアに残っている古墳はほとんど無く、よくて神社として残り、また江戸期に大名屋敷に、明治期にはそれが洋館に変わったところも多い。その洋館も相続税で売られるとマンションとなり、地形ごと変形を受けてしまう。

猿楽塚は直径20m、円墳が収まる四角形は20×20=400㎡、付近の公示地価は1㎡152万円だから6億円になる。

猿楽塚古墳は土地を受け継いだ方の意思で、奇跡的に残っているのだと思う。