前回のつづき。
旧石器、縄文、弥生ときたら、もちろん古墳時代。
今回は、今城塚(いましろづか)古墳の埴輪が展示されていた。
まずは力士がお出迎え。
愛嬌のある顔だが、目鼻立ちは修復による再現。額や手、左胸から下がオリジナル。
力士のとなりは巫女。「両手を高く掲げる女性」高さ91cm
芯のない土だから、手を挙げる形につくるのは難しかっただろうと思う。
今城塚古墳は6世紀後半の大型前方後円墳(約190m)で二重の周濠が巡り、周濠の間にある堤の上には様々な種類の埴輪が300点以上並べられていた(パネル展示より)
パネルにはないが「今城塚古墳の被葬者は、形状や埴輪等の年代的特徴、また『古事記』『日本書紀』『延喜式』など文献資料の検討から、6世紀のヤマト政権の大王墓と推定され、6世紀前半に没した継体天皇とするのが学界の定説になっている」(Wikipediaより)
現地では埴輪祭祀が300を超える埴輪で復元されているそうだ。行ってみたい。
巨大な家や太刀の埴輪も。
角の感じが牛の特徴をよく表している。
別のタイプの家形埴輪や円筒埴輪もあった。
同じ家形埴輪でも、デザインがそれぞれに異なっていることから、機能の異なる建物を表していると考えられます(パネル展示より)
鶏型埴輪もあった。牛より大きくつくってあった。
こちらは応神天皇陵古墳出土の水鳥埴輪。
この古墳は5世紀前半に築造された墳長420mの大型前方後円墳。墳長は全国2位だが墳丘の体積としては全国1位の規模を誇ります(パネル展示より)
水鳥形埴輪は、動物形埴輪としては最初に出現するもので4世紀末から認められる。
奈良県広陵町の新山(しんやま)古墳出土の直弧文鏡。
奈良県頭部の馬見塚古墳群を構成する古墳、4世紀中頃。137mの前方後円墳。
時代が下り、飛鳥時代の川原寺(670年造営)から出土した「壊れた塑像」
このほかにも沢山の展示がある。
つづき(次回でおしまい)では、第2会場の一部を紹介します。
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本日から一週間程、夏休みをいただき遠出します。その間は予約投稿ですので、もしコメント等をいただいても、すぐにはお応えできませんのであしからずです。