墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「発掘された日本列島2014 日本発掘」④ 新宿に生きた縄文人 @両国 江戸東京博物館

 階を下りた第2会場でも展示が続いていた。面白かったのは、2012年に防衛省近くの新宿区市谷加賀町二丁目で出土した縄文人骨の復元模型(12号人骨)

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Vシネマ俳優に似ているというコメントも

「新宿に生きた縄文人」が某Vシネ俳優そっくりだった(Jタウンネット) - goo ニュース

 

彼は、イルカの下顎骨を用いた、特別な腰飾りをつけていた。この飾りは千葉県でよく発掘される例とのことで、千葉エリア出身者だったかも?

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発掘された縄文土器も展示されていた。

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頭部レプリカと土器展示の間ではビデオ解説。たまたま目が映ってしまった。

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・12号人骨の人物像 一部を転載。

身長161.2cm、40代、頭頂部付近に陥没骨折が治癒した痕跡が認められるほか、脊椎及び肩関節に炎症の痕跡が見られます。死亡年は紀元前3310年~3026年の間。

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春に上野で並んで見た、キトラ古墳、高松塚古墳の「バーチャル展示」もあった。

四周の写真パネルの中に立つ。

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中に入って下から見上げたところ。子供の背だとちょっときつい。

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子供向けのミニワークショップも開催。今からでも間に合う自由研究!

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いろいろな縄目を粘土の上でころがしてみる。かつて日本列島で暮らした人が、1万年つまり100世紀という気の遠くなるような期間、バリエーションをつけながらもこのスタイルを続けてきたということが驚き。模様が気に入っていたのか、釘のない時代の縄そのものに対する「信仰心」が入っていたのか。

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発掘された日本列島2014は、以上です。