2016-01-01から1年間の記事一覧
久々に古墳での更新。 東急池上線の雪が谷大塚駅で降り、中原街道を渡って5分ほど南西に歩くと大田区立調布大塚小学校がある。 校舎がある場所の標高は海抜24.5m。 その校舎の北西隣に目指す鵜木(うのき)大塚古墳、その墳丘上に稲荷神社があった。 鳥居を…
今回は古川が南北に流れるエリアの西側、がま池のある台地の南側斜面へ。 がま池から南へ上がると仙台坂上の六差路。そこを南東へ行くと立派な煉瓦塀があった。右端には「天真寺」と刻まれた石柱がある。 壁の南側の細道。 そのまま進むと行き止まりになった…
前回のつづき。 我善坊谷の東側出口のすぐ南の台地先端に西久保八幡神社が鎮座する。 国道1号に面した鳥居の前は橋のようになっている。 なかなか急な参道。愛宕山ほどではないが踊り場もあって登りやすい。 公式サイト・縁起 - 西久保八幡神社によれば、寛…
前回のつづき。 狸穴坂を登った先のロシア大使館や麻布郵便局、外交資料館がある台地の尾根の北側には我善坊谷がある。 谷へ向かうには東か西から回り込んでいくしかないので、西側から回ってみた。 外苑東通りと麻布通りとの交差点(飯倉片町)の北東角にあ…
外務省外交史料館はロシア大使館や麻布郵便局(旧逓信省本庁舎)などが並び立つ麻布台にある。 常に賑わう六本木の交差点から外苑東通りを南西に600mほどだが、飯倉片町の交差点を境に街の雰囲気が変わる。 開いている門から中に入ると、そこは特定歴史公文…
前々回のつづき。 三田一丁目から古川を北側に渡ると東麻布の平地があり、さらにその北は麻布永坂町、麻布狸穴町、麻布台と再び台地上になる。 三田の元神明宮から北へ向かう道は中之橋で古川を越え、そのまま東麻布商店街へと続いていく。このときは”かかし…
一昨日(10/6朝刊)の朝日新聞の記事。 電子版の記事は一部のみですが、画像は使用前・使用後が見られる。 www.asahi.com ポケモンGOなどのARアプリを使って、遺跡で過去の様子を復元して見せるという試みが全国で広がっているという内容。 上記の画像は高松…
綱町三井倶楽部の門の脇、綱坂からの道の角には大木がある。この一帯の頂上のような場所。昔はランドマークになっていたのでは。 その横断歩道を渡ったところに「綱の手引坂」の標柱があった。坂はそこから東へ一直線に緩く傾斜する。 標柱の解説。 つなのて…
綱町三井倶楽部へ向かう際に白金高輪駅から歩いてみたが、途中の魚籃坂(ぎょらんざか)下に気になる一画があった。 三田松阪児童遊園の北側あたり。 立派な看板建築。 栃木屋と書いてある。 銅板の壁、雨戸の戸袋の模様が見事だった。 その脇に気になる路地…
三田の慶大で建築ツアーに参加したときに、敷地の西側に見事な坂(綱坂・つなざか)があった。そのときは下から見上げただけだったので、歩きに行った。 慶應義塾大学三田キャンパス界隈 - 墳丘からの眺め こちらには文久3年(1863)頃の写真がある。 幕末・…
前回のつづき。 国道246号にかかる「旧」歩道橋から見た上目黒氷川神社。 石垣の左端、交番との間にある階段も「登山道」だった。 「登山口」のサイン。 参道正面も玉川通り(国道246)に面している。 台地上の境内への急な石段。 石段の下に神社の解説。石…
池尻大橋に行く機会があったので、大橋ジャンクションの上にある目黒天空庭園へ行ってみた。 国道246号(玉川通り)に架かる、両端にエレベータのある歩道橋の上から。 歩道橋の南端に天空庭園への登り口がある。東隣のクロスエアタワー9階(目黒区立大橋図…
江戸東京博物館へ行ったついでに東京都復興記念館のジオラマ・大東京復興模型(1929)を見ようと思い、旧安田庭園にも立ち寄ったら”あるはずのもの”がなくなっていた。 2015年5月時点。 庭園と接する位置に建っていたのは両国公会堂(旧本所公会堂) 大正15…
前々回のがま池がブラタモリで放送された回にて、三田一丁目の魅力的な界隈が取り上げられていたので、そこを訪ねたみた。 スタートは、円徳寺の入口。 麻布通りの二の橋交差点から日向坂を上りかけた場所にある。 正面を横切るのが麻布通り。上は首都高2号…
前回のつづき。 がま池見学の後は、広尾駅の方へと向かった。 麻布運動場を過ぎようとするあたりに現代美術館のような建物があった。 あとで住所から検索したら、アパホテル社長の邸宅との情報があった。 そこを過ぎて有栖川公園沿いの南部坂を下る。公園内…
前回のつづき、かつ数回前のエントリ・元麻布の細道のつづき。 近くまで来ていながら、近くにあることに気づかなかった「がま池」を目指した。 以前にブラタモリでも紹介された、麻布台地上の謎めいた池。 グーグルマップに示されるので近づくのは容易だった…
少し前に訪ねた元麻布エリア。 元麻布の細道 東京都港区元麻布界隈 - 墳丘からの眺め そのすぐ近くに「がま池」があることに後で気づき、再訪した。 麻布十番駅で降りて麻布台地の上を目指す。”十番通り”を歩いて七面坂で左折した。 標柱の解説。 しちめんざ…
恵比寿駅から駒沢通りを東へ向かって明治通りと突き当たると渋谷橋交差点。 横断歩道のない交差点の歩道橋を渡っていると、明治通り沿いのビルの谷間に福昌寺がある。 ”現代的”な福昌寺の門前。 本堂へは建物内の石段を上がっていくようだ。 目当ての石棺仏…
雨の土曜日、9/3にリニューアルオープンした恵比寿の東京都写真美術館(Tokyo Photographic Art Museum)へ。 3Fと2Fで開催中の「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展を見た。 3Fには「海景」などの写真もあるが、杉本博司が集めたさまざまなコレクションと、そ…
前回のつづき、この日最後に立ち寄った場所。 「東京モダニズム」のアプリで、京急沿線沿いにもうひとつ物件があった。 青物横丁の駅近の竹内医院。 築年は明治期末らしい。 高架に張り付くような青物横丁駅のホーム。 駅前には細長いホテルが聳えていた。 …
前回のつづき。 雑色駅からの帰り道、「東京モダニズム」のアプリをみると、沿線の大森町と梅屋敷の間に近代建築のサインがあったので行ってみた。 大森町駅で降りて徒歩10分強で東邦大学医学部キャンパスに到着。周囲には医療センターの大きな建物も並ぶ。 …
すでに先月になってしまったが、羽田の煉瓦堤や六郷水門を探訪した後に、近辺の商店街や建物も見て回った。 六郷水門に近い南六郷2丁目から雑色(ぞうしき)駅の近くまで一直線に続く商店街があった。住宅地が徐々に商店街になっていった。 斜めの角にあった…
前回のつづき。 元麻布の台地の、最も標高が高いあたりには西町インターナショナルスクールがあった。 大正10年築の洋館が現役で使われている。 設計はヴォーリズ。壁の出っ張りは暖炉の煙道か。 英文併記の説明板。 東京都選定歴史的建造物西町インターナシ…
前回のつづき。 本光寺山門の東にあった「五」差路の細道。 行き止まりかと思いきや、結構先がある。左は崖。 一応通路のようだ。 振り返って。 普通の道につながっていた(振り返ったところ) その先には、30軒ほどの平屋建てが肩を寄せ合うように並ぶ一画…
渋谷区東の台地上に行った折、その界隈を歩いてみた。 恵比寿から山種美術館へ上って246号の南青山7丁目 へ抜ける道は途中から尾根道のようになり、東側は渋谷川支流が削った地形へ下りて行く。 右はもときた台地に上り返す道(行き止まり) 豪邸のあるエリ…
渋谷区東の台地上は電車や地下鉄の駅からは少し離れるが、山種美術館や塙保己一史料館のほかに、國學院大學博物館や白根記念渋谷区郷土博物館・文学館もある。 白根記念渋谷区郷土博物館は、Wikipediaによれば1975年(昭和50年)、渋谷区議会議員の故白根全…
昨日から、2年前の下記のエントリが”注目記事(自分の)”の上位になっていました。 massneko.hatenablog.com 今朝のニュースでその理由を知りました。 ガンガラーの谷の「サキタリ洞遺跡」で、世界最古の釣り針が発見されたとの記事。 下記の沖縄タイムスの…
渋谷区の山種美術館を訪れた際、スマホマップに現れた「塙保己一(はなわ ほきいち)史料館」に興味を惹かれ行ったみた。 堅牢そうな建物は昭和2年の築造。建てたのは清水組。 道路側に斜めに両翼を出していた。 左右対称に近い造り。 柱が外壁に出ていて、…
今年は周年記念の美術館が多いような気がします。 山種美術館も開館50周年を記念する特別展をシリーズで開催しています。 直前の「江戸絵画への視線 岩佐又兵衛から江戸琳派へ」は気づいたら終了という状況でしたが、今回は間に合いました。 開催中の展覧会 …
平安の秘仏を見た折に、東京都美術館も訪ねた。 開館90周年を記念して5人の現代作家による「木々との対話」展。 5人は、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂一。 舟越桂一以外の作品は撮影可だった。 90周年を記念するだけあってどれも見応えの…