墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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方墳大塚古墳 埼玉県大宮市大字指扇

前回のつづき。

南大塚駅から本川越駅へ向かい、川越駅まで歩きJR川越線に乗り換えて 3駅目の西大宮駅で下車した。

単線にもかかわらず大きな橋上駅だが、駅の北側にも南側にも店舗が見当たらなかった。

 

駅前の案内図。現在地の右側の指扇第一踏切のそばに「 ■大塚古墳」と記されていた。

 

途中の道沿いは新興住宅地。整備中の公園の一画に庚申塔があった。

 

石像をアップで。

 

住宅の間から見えた土盛りが墳丘だった。 

 

踏み切りに近い隅に埼玉県指定史跡と刻まれた大きな石碑と説明板。

埼玉県指定史跡 方墳大塚古墳
所在地:大宮市大字指扇3708-1
指定:昭和33年3月20日
方形に土を盛り上げられていることから、古墳時代の墳墓の一形態である方墳と考えられています。
規模は、底辺で21mと25mの方墳で、頂上部は、一辺9.5mの正方形で、高さは約4mあります。
発掘調査が行われていないので、埴輪の有無や内部のようすはわかりません。以前は周辺にも小古墳があったといわれています。
埼玉県内の古墳は、円墳が多く、方墳は数が少なく貴重です。
平成8年3月 埼玉県教育委員会 大宮市教育委員会 野原 宏(所有者)

 

南側には砂利置き場が迫っている。

 

北側には駐車場が迫っている。 

 

墳丘に上がらせていただいた。

 

墳頂の彼岸花。 

 

墳丘から北側の眺め。

 

東側~南側の眺め。

 

南側~西側の眺め。

周囲の地形に起伏は認めにくいが、北西800mと南東1kmほどには荒川の支流が流れている。

 

駅の北口から歩いてきた方向。

 

石碑と解説板を後ろ側から。

 

線路を渡って振り返った古墳。

 

駅の南側は、まだ家が建つ前の区域が目立った。

 

駅南口の階段上からの眺め。

 

上りの電車は新木場行き。大宮だけでなく、池袋、新宿、渋谷、そしてお台場方面へ乗り換え無しで行ける。新宿へは40分ほどと便利なので、今後人口が増えていくことを見越して立派な駅舎としたのだろう。