墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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瀬戸岡古墳群 東京都あきる野市瀬戸岡

上川霊園への墓参の帰り道、直線距離で4kmほど北東にある瀬戸岡(せどおか)古墳群を初めて訪ねた。 

首都圏中央連絡自動車道の日の出ICのすぐ近くにある。

こちらのガイドブックにも掲載されていて、以前から気になっていた古墳群。 

関東古墳探訪ベストガイド

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行ってみると古墳群のあるエリアは私有地(栗畑)で、一面柵で囲われていた。 

 

少し離れたところに車を停めて周囲を歩いていくと説明板があった。

東京都指定史跡 瀬戸岡古墳群

所在地:あきる野市瀬戸岡791番他 指定:大正15年5月

瀬戸岡古墳群は、大正15年(1926)に発見された、径約300mの範囲に50基ほどの小規模な古墳が分布する古墳群です。

古墳は、「竪穴式石室的横穴式石室」とよばれた特異な石室構造と、焼骨が入った蔵骨器が発見されたことから、すでに火葬が始まった奈良時代以降の古墳とされ、当時の考古学会に波紋を呼びました。

現在では、古墳が造られた年代は7世紀代と考えられ、後世に石室が再利用されて、蔵骨器(8世紀末~9世紀初頭)が新たに埋納されたものと考えられています。

瀬戸岡古墳群は、南武蔵地域の中で類例が少ない横穴式石室を構築する高塚古墳で、後期古墳群として最大級の群集をし、学史的にも貴重な古墳群です。

平成18年3月16日、旧跡から史跡へ変更しました。

平成20年3月設置 東京都教育委員会

 

こちらは比較的大きな木。

 

こちらは若木か。

 

50基と説明板にあったものの墳丘が見つからない。

 

フェンスに沿って歩いていくと段丘斜面に出た。

 

斜面を降りていく。

 

斜面の先には川が流れ、その向こうに山があった。

 

遠くに一本、桜だろうか。

 

崖下から上方向。

 

歴史環境保全地域としての看板があった。

瀬戸岡歴史環境保全地域案内図

瀬戸岡歴史環境保全地域は、多摩川の支流である平井川の南側に位置する緑地で、平井川の河岸段丘斜面とその上下の段丘面からなっています。段丘上面には都旧跡の指定を受けている瀬戸岡古墳群があり、弥生時代から古墳時代にかけての遺構であることが知られています。段丘上面は従来からクリ畑として管理され、標高差3mほどの段丘斜面をはさんで段丘下面にはスギの植林地、モウソウチク林、ウメ畑があるほか、コナラ、クヌギの雑木林となっています。

東京都では、土地所有者のご協力を得て、この歴史的遺産と一体となった自然の保全のため、この地域を「瀬戸岡歴史環境保全地域」に指定しました。

指定年月日 昭和63年1月9日 指定面積1.5ha 中略 

東京都多摩環境事務所自然環境課保全係

 

突如、柵の中に石積みがあった。

 

別の角度から。

 

よく見ると斜面上にも。

が説明板がなiいので、石室か否かはわからなかった。

あとで、こちらのかたのブログで「散らばっていた石材を集めておいたもの」で古墳ではなかったと知った。さらには別の場所(国道の南側)には石室跡がオープンエアーで保存されていたことも…。

古墳なう 瀬戸岡古墳群

 

少し北の、平井川にかかる橋まで行ってみた。

 

下流方向。

 

橋から見た瀬戸岡古墳群エリア。

 

ネギ坊主があった。

 

小さな一つひとつが花なのだそう。

 

別の石積み。開口部がないかと別の角度からも沢山撮ったが無駄なことをしてしまった。

 

この仔のせいにするわけではないが、吠えられると余裕を無くしてしまう…。

 

石室跡に至っていないので、下記で下調べをして再訪したいと思います。

東京都遺跡地図:東京都教育委員会