墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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二股古墳(操山24号墳) 岡山県岡山市中区円山

円山不動尊から西へ、15分ぐらい上り下りした先に二股古墳(操山24号墳)がありました。

二股古墳

山塊の谷奥の山腹に小型の横穴式石室墳7基からなる小古墳群が築かれていて、古墳群の盟主であるこの古墳は、遺骸を安置する玄室が二室に分かれていることから二股古墳と呼ばれている。墳丘は山寄せ造り(斜面への築造)で直径10m・高さ3m程の円墳であったと想定され、石室は左(主)室が長さ5m・幅1.2m・高さ1.7m、石(脇)室が長さ4.5m・幅1.2m・高さ1.3mを測る。
古墳群は築造時期が6世紀後葉から7世紀初頭に推定され、当時の有力家族(大家族)の構成を反映するものとして注目されている。

岡山市 岡山森林管理署

 

開口部から。

 

奥壁は2段。

 

奥壁を背にして。


開口部から左斜め方向に、もう一つ石室が続きます。

説明板ではその枝分かれの部屋が「主室」となっています。そちらのほうがサイズが少し大きいようですが、見た感じは開口部からのストレートに伸びるほうが「主」と感じました。

 

途中の天井石が落ち、土が流れ込んでいるので入れません。

 

墳丘上を。奥が左斜め方向の石室。

 

天井石の隙間から、奥壁が覗けました。

大変珍しい石室を見せていただきました。