塚原古墳群を廻った後は、北東へ高速で20分弱の井寺古墳へ。
熊本地震で石室が崩れ、見学できる状態ではないことは事前に知っていましたが、どのような立地かを知りたくて訪ねました。
大きな土嚢が物々しく積まれていていました(2021年11月訪問)
その背後に墳丘と、石室への入り口が。
石室入口の正面側から。
墳丘の様子。
入口の近くに、授業の教材のようなものが。
非常にわかりやすい資料でした。
貴重な写真も。
以下は嘉島町のサイトから。
井寺古墳(5世紀末)は、直線と弧線を組み合わせた文様を直弧文と呼ぶきっかけとなった古墳とのこと。
羨道側壁及び玄室の石障に、直弧文を中心とした円心円文・はしご形文など赤・白・緑で彩色のされた線刻があるそうです。
下記は、山鹿市の熊本県立装飾古墳館のレプリカ展示。
石室を再び見学できる日が来ることを祈ります。
井寺古墳は矢形川の右岸の丘上立地ですが、その北麓には広い池があり、堤で行ける中島に浮島神社がありました。
参道の様子。
すぐ脇の池。
池の中央あたりに、浮島神社。
説明板も。
水郷 浮島さん
湧水池の一角にある熊野座(くまのます)神社とその森がまるで湖面に浮いているように映る姿から、この池一帯は「浮島さん」の愛称で人々に親しまれ、水の里・嘉島町のシンボルとなっています。
池の面積は約3haで、湧水量は一日約13万トン、水温は年間を通して約18度、魚種も豊富で、平成20年に国の「平成の名水百選」にも選定されています。
夏は水面を渡る涼風が心地よく、秋口からは水鳥が飛来し、水面に見え隠れする姿は水辺の風物詩となっています。
池の周辺は四季折々の花々や水中植物を観察するにもよい所です。
”湧水湧き 心触れあう 嘉島町”
気持ち良さそうなベンチも。