前回の二塚古墳から約1㎞北北東にピンが立っていた掛迫第6号古墳。
グーグルマップでは北西側の丘陵裾の行き止まり(池沿い)に導かれます。
その北側から右へと回り込むと案内板がありました。駐車は工夫が必要。
そこから整備された落ち葉の道を登り進んで墳丘へ。
登り切って振り返って。こちら側が前方部でしょうか。
墳丘には2箇所、竪穴式石室が。石材がケルンのように積まれていました。
説明板完備。全長47m、5世紀初めの前方後円墳。
掛迫(かけさこ)第6号古墳
福山市駅家町大字法成寺
全長約47mの前方後円墳と考えられる古墳です。丘陵上に築かれており、周辺には埴輪や周溝は確認されていません。
埋葬施設は、後円部にある南北に並んだの二基の竪穴式石室です。北側の石室は長さ3.3m、南側の石室は、長さ3.8mです。北の石室からは銅鏡・鉄斧などが、南側の石室からは玉類や三角縁神獣鏡と呼ばれる銅鏡が出土しています。
三角縁神獣鏡は、邪馬台国の女王卑弥呼が中国からもらったという説もある貴重な鏡です。
築造は、古墳時代中期の5世紀の初め頃と考えられています。
平成20年(2008)3月 ふくやまの魅力づくり事業
福山市教育委員会 備陽史探訪の会
こちらのサイトに墳丘実測図が掲示されていました。
2基並ぶ竪穴式石室を短辺側から。
長辺側から。
幅は人がぴったりのサイズか。
”ケルン”の後ろに回って。
石室に近寄って。奥が前方部側だと思います。
竪穴式石室なので側面の開口部はありません。
墳頂から北西側の様子。
灌木の先は切れ落ちていて、ここに辿り着く前に迷い込んだ池側になります。