2022年4月30日、タイトルにあるバスツアーに参加しました。
大型の貸し切りバスが、ほぼ満員。
古墳にコーフン協会のサイトにて告知があり、募集から30分で満席になったとのことでしたが、自分の場合たまたまスマホブラウジングしていた妻にこんなのあるよと言われその場で申し込んだタイミングがその30分間のどこかであったようです。
河内こんだハニワの里 大蔵屋 オープン3周年記念『まりこふんと行く 世界遺産 古市古墳群 古墳にコーフン!バスツアー』(4月30日) – 古墳にコーフン協会
応神天皇陵(誉田御廟山古墳)のすぐ近くの「ハニワの里 大蔵屋」さんがお店のオープン3周年を記念してツアーを主催。
News:『まりこふんと行く 世界遺産 古市古墳群 古墳にコーフン!バスツアー』を開催!|オークラグループ
天王寺駅に集合して、始めに金山古墳へ。
墳形が非常にレアな双円墳です(下記はバスの窓から)
大きい方の墳丘から。左の柵のあたりでは石室の閉塞石が見学できます。
開口部からは2つの家形石棺も覗けます。玄室に置かれた後方のものは、作ったばかりのような見た目でした。
この後に訪ねた、近つ飛鳥博物館で見たレプリカ(手前が玄室のもので穴は解説用)
滞在時間30分を、参加者各自が自由行動にて。
津堂城山古墳の水鳥埴輪。
脚がリアルであることに今回気づきました。
青山2号墳(藤井寺市)の「人物形埴輪の足部分」のリアルさも、前回来たときは見逃していました。
墓山古墳からの人物埴輪の顔部分。大きさはほぼ実物大。鼻筋が美形。
何度訪ねても新たな発見があると思います。
羽曳野市文化財展示室/羽曳野市も見学。
それほど広くない展示室ですが充実の内容。入室人数に制限があるので数グループに分かれて交代で見学。
鰹木がこんなに”精巧”に再現された家形埴輪も。
またゆっくり訪ねたいです。平日の10時~16時の開館。
展示室のすぐ西は墓山古墳(東は向墓山古墳)
墓山古墳の後円部に沿って進む一行。
武器・武具の副葬品が多量に出土した野中古墳にて。右後ろが墓山古墳。
同じ位置(墳頂)から北東には誉田御廟山古墳!(の鞍部?)
主催者の大蔵屋さんでお弁当昼食。
お弁当も大変充実!
お腹が落ち着き、他では手に入らない古墳グッズの数々を手に入れた後は、再び古墳ウォーク。誉田御廟山古墳(応神天皇陵)の西辺(外堤)の上を北に向かっています。
親子参加の方々もありましたが、博識のお子さんもいらしてびっくり。
右の木立は内堤の上。道路と木立の間が外側の周濠で、木立の右にも内側の周濠があります。
内堤上の木々の向こうに墳丘の木々(緑に緑でわかりにくいですが)
歩いてきた道を振り返って。堤の向こうの墳丘は後円部を奥に向けています。
ぐるりと回って前方部先端側センターを向く拝所にて。
さらに大鳥塚古墳の裾を経て西名阪自動車道をくぐるところに一基。側道は古墳を除けています。
この赤面山古墳を壊さないように、この部分には橋脚が設けられず、上部はアーチになったそう。
保存に尽力された方々に敬意を表します。
高速の北側の古室山古墳では、みなさん速足気味にいそいそと。
期待が高まる瞬間です。
墳丘からの素晴らしい眺め。中央(北西方向)奥に、あべのハルカス。
反対の南東方向には生駒山地や二上山。
前方部左裾近くから。奥の後円部上に30人ぐらい載っています。
最後に訪ねた仲津山古墳の拝所にて。
古代人の”墳装”は、一日を通して解説していただいた羽曳野市世界遺産・文化財総合管理室の吉澤室長。バスの中での、まりこふんさんとのトークも非常に面白くためになりました。
最後に車窓から津堂城山古墳。見えているのは前方部で右に後円部が続きます。
ちらりと見えた資料館前の石棺レプリカは小屋のように大きかったです。
このあと帰りのバスでも、墳丘の余韻が残る中で、まりこふんさんの歌を聴くという充実のひと時がありました。
普段は孤独のグルメのような墳行ですが、この日は古墳ファン(しかも筋金入り)の方々と一緒に墳行するという夢のような時間を過ごすことが出来ました。
古墳浴というより、「古墳愛」浴を楽しみました!
企画された大蔵屋さんをはじめとした関係者のみなさま、吉澤室長、まりこふんさんにこの場を借りて感謝申し上げます!