田出井山古墳(反正天皇陵)を見た後、堺東駅から3駅乗って中百舌鳥駅で下車。
まずは駅近の、御廟表塚古墳へ。大通りから西高野街道へ入った先の木立。
裾の周りは駐車場。
南側に回ると説明板や標柱も。
御廟表塚古墳は、墳丘長84.8m・径67.6mの帆立貝形前方後円墳。
東京都の野毛大塚古墳(82m・径68m)とほぼ同規模ですね。
御廟表塚(ごびょうおもてづか)古墳
国史跡 2014年3月18日指定
史跡名勝:百舌鳥古墳群
時代:5世紀後半
古墳の形:帆立貝形前方後円墳
古墳の規模:墳丘長84.8m、後円部径67.6m・高さ8m、前方部幅32m
御廟表塚古墳は、百舌鳥古墳群の東部にあたる百舌鳥川を見下ろす台地の辺縁部に築かれています。現状では前方部が失われているため円墳のようにも見えますが、本来は前方部を西に向けた帆立貝形の前方後円墳です。
これまでの発掘調査では、墳丘の周囲には濠が巡ること、墳丘の平坦面には礫が敷かれ小型の円筒埴輪が密に並ぶこと、斜面には葺石が施されていることがわかっています。埋葬施設や副葬品の内容は不明です。
堺市 2019年3月
実測図部分。左(西)の前方部は消失しています。
朝日を浴びる墳丘へ。
裾の堀には水が溜まったところも。
墳頂は、平らで広々としています。
東の方向。
北側を。
樹林で眺めは得られません。
西側の斜面あたり。なんとなくの高まり(かつての前方部接続部?)を感じました。
南西側からの墳丘。
斜面にはテラスがあるようです。
すぐ近くには、大阪府指定天然記念物の「百舌鳥の大クス」も。