芦辺港で妻子を見送った後は再度古墳集中エリアに向かい、 前日は廻りきれなかった古墳をいくつか訪ねた。
はじめは、鬼の窟古墳・兵瀬古墳の北側にある釜蓋古墳群。
グーグルマップのピンに向かっていくと、道路の近くに土盛りが。
南側へ回り込むと開口部があった。
入室すると、見事な石組みが。
玄室の奥壁と側壁。
しゃがんだ位置から奥壁と天井を。
奥壁前から開口部。
フラッシュで。
そこから玄門上を見上げて。
前室の側壁も見事な巨石。
開口部の先は、一段下がっていた。
現地にはサイン等は無いが、壱岐風土記の丘・古墳館に解説板があった。
釜蓋(かまぶた)古墳群
巨石のまわりに築造された小さな古墳群その4
指定区分:未指定
所在地:壱岐市芦辺町国分本村触
概要
釜蓋古墳群に築造されている7基の古墳の大きさは直径10~20mと小規模ですが、石室に一枚の石を側壁に用いる点や玄室をドーム状にし、天井を高くしている点など、双六古墳や笹塚古墳といった巨石古墳の石室と同じ構造をしているのが特徴です。
釜蓋5号墳からは三輪玉が、釜蓋6号墳からは銅椀が見つかっています。釜蓋古墳群の古墳に埋葬された有力者は三輪玉や銅椀など、大規模な巨石古墳に埋葬された首長と比較しても見劣りしない副葬品をもっているのが特徴です。
これらの古墳は6世紀から7世紀にかけて息を治めていた巨石古墳に埋葬された首長に関連する一族もしくは側近の有力者が築造したものと考えられています。
自分が訪ねたのは6号墳で、ほかにも石室を残す古墳があったことを後で知りました。グーグルマップに頼りすぎはよくないですね。
額田大玉さんによれば、5号墳も”必見”でした…
http://kofuntokaare.main.jp/5goufun/page144.html
個別の古墳の位置も丁寧に記しておられます。