墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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双六古墳 長崎県壱岐市勝本町立石東触

国史跡・双六(そうろく)古墳は、巨石横穴墓集中エリアの南縁に立地。県道174号の案内標識から南の枝道に入ると見学者用駐車場もあった。

 

車を降りて緩い坂を上って樹木の横を回り込むと、小山が現れた。

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こんなに大きな墳丘があったとは。 

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正面が後円部で後ろに前方部が続く。 

 

くびれ部に上がって前方部側を。全長91m、前方部で48mある。

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鞍部から見上げる後円部。 

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後円部に上がって見下ろした前方部。少し凸凹が目立つ。

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 縦位置で。うっすらと海も見えた。

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グーグルアースで。長軸は北西から南東方向。 

 

パノラマで。素晴らしい眺め。

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後円部先端側。

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北側をパノラマで。

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前方部先端側に降りて、後円部を振り返る。 

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前方部左裾。 

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左裾に降りて後円部方向を。人と比べると大きさがよくわかる。 

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前方部右裾側から。 

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左側面からパノラマで。

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足元には石材が。

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後円部には横穴式石室がある。

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扉の隙間から。

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フラッシュを焚くと、前室の先に玄室の奥壁まで写った。 

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平滑な奥壁。 玄室の高さは3.8mある。

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壱岐風土記の丘・古墳館にあった解説。

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長崎県最大の前方後円墳
双六古墳は標高100mほどの丘陵尾根部に築造された長崎県最大の前方後円墳です。古墳の規模は全長91m、後円部の直径43m、高さ10m、前方部の全長48m、幅36m、高さ5mです。前方部と後円部ともに2段構成で築成されており、後円部の墳丘の裾部が急傾斜になっているのが特徴です。石室は羨道を含む、前室・玄室の2室構造両袖式の横穴式石室で、全長11mの長さです。前室の側壁には、ゴンドラ形の線刻画が描かれています。
双六古墳の出土品には、古墳からの出土品としては日本最古の中国北斉製の二彩陶器をはじめ、奈良県藤ノ木古墳から出土した国宝の鞍に取りつけられたガラス製品と類似するもの、福岡県福津市宮地嶽古墳から出土した国宝の金銅製磯金具と類似するものが含まれています。
出土代表遺物:中国北斉製二彩陶器・新羅土器・金銅製単鳳環頭大刀柄頭・金銅製辻金具・金銅製雲珠・鉄はさみ・鉄製空玉・ガラス製トンボ玉・子持勾玉など

 

見事な出土品の写真は、長崎県学芸文化課のサイトで。

http://www.pref.nagasaki.jp/bunkadb/index.php/view/481

 

開口部を後円部先端側から。右奥に前方部。

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後円部先端方向。木の下に小さな円墳があった。 

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