ショウナイホテル スイデンテラスは、ネットで宿泊先を探していて偶然知った。
前回の荘銀タクトのト(T)もテラスだったので、鶴岡には今、2つのホットなテラスが建っている。
2018年9月にオープンしたばかりの2階建てのホテルで設計は、なんと坂茂氏。
美しい水田風景に調和した建築とするために基礎部やコア部分以外木造とした、と公式サイトにコメントがある。
https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/concept.html
中央棟の2階へ上がるとレセプション。三角形の集成材の梁が蛇腹のように連続して、大空間を形作っている。
レセプションの天井や鍵置きは輪切りの紙管(ポーズを取っていただきました)
その向かいに並ぶ椅子の座面も紙管。
1階玄関からレセプションへ上がる階段。
その手摺の断面。集成材を逆手にとった(?)美しさ。
レセプションから振り返るとレストラン。
窓際には構造体と一体化したソファが。
レストラン前の長椅子。壁の内側が厨房になっている。
客席はコの字形。上記の反対側のテーブル。
レセプションの後ろ側は、ライブラリーとショップ。
千冊という数だけでなく本の選択が素晴らしいと思ったら、専任の方(幅 允孝氏:Book Direction)が公式サイトに紹介されていた。宿泊者は部屋でも読める。
もちろんこの場所でも。
いろいろなタイプの椅子で。
反対側のショップでは地酒も各種。
長方形の中央棟の3つの角から、宿泊棟への渡り廊下が連絡している。
渡り廊下から見た宿泊棟。手前は水面。
反対側から見えた中央棟。
宿泊棟には1階、2階それぞれに部屋がある。
3つの宿泊棟のうちの一つに源泉かけ流しの温泉施設がつながっていたが、ドーム型の天井が面白い形の梁で支えられていた(撮影不可)
暗くなる前に近所のコンビニへ買出しに。
振り返っての宿泊棟。
三方を”水田”に囲まれるが、道路を隔てて先端技術産業支援センターの施設がある。
コンビニ近くで歩道に上がったが、靴が埋まりそうだった。
無事に戻ってホテル入口。左端の円盤型が温泉施設棟。
その温泉に入ってからレストランで食事した。
渡り廊下から。
翌朝、中央棟のテラスの様子。
夏は水田が見渡せるのだろう。
タクシーを呼んで鶴岡駅へ向かった。
ちなみに2019年1月20日まで、六本木の森美術館で開催中の「カタストロフと美術の力」展にて、坂茂氏が2013年8月に完成させたクライストチャーチ(NZ:震災は2011年2月)「紙の大聖堂」の10分の1模型を見ることができる。
中に入ることもできる。祭壇側。
反対側のステンドグラス。
静岡県富士山世界遺産センター(富士宮市)も、富士山を見に再訪したい。