前回のつづき。
西鹿島駅から天竜二俣駅に戻ったのが13時40分。
転車台ツアーはその便に合わせるように13時50分スタート。
天浜線・天竜二俣駅の転車台見学ツアーは1日1回(土日祝は2回)開催。大人で天浜線利用者は200円 (予約不要:ツアー以外での転車台見学は不可)
改札口からガイドさんに先導され、構内踏み切りを渡った先の小道を進む。
SL時代の名残りの貯水槽が残っている。
柵の鍵をあけて構内(運転区事務室・休憩所)を抜ける。
窓から覗ける風呂場。
そして転車台の前に到着。
前後の向きがある蒸気機関車が活躍した時代、起点となる駅や車庫で転車台は必需品だった。
みなが見守る中、パフォーマンス開始。
ぴったり収まって回転開始!
ちびっこに混じってiphone動画を撮っていたつもりが、なんと誤って静止画のシャッターを押していた・・・
ぐるりではないが、方向転換をして3番車庫へ。
転車台を回転させる運転台。転車台自身も円形のレールに乗っている。
予備の一台を遠く(確か九州?)からゆずり受けていた。
かつてはSLが納まっていた車庫に、一両ずつ気動車が入っている。
転車台も扇形の車庫も、さきほどの運転区事務室等も国登録有形文化財。
しっかり収まったところで車庫の方へ。
扉は木製。馬小屋のような雰囲気(車両が生きているように感じられるという意味で)
扇形車庫は、かつては6番庫まで繋がっていたそう。
正面から見た転車台。
となりの線路との間隔はぎりぎり。
グーグルアースで。転車台につながる線路は12線。
京都の梅小路機関区(京都鉄道博物館)の転車台には計20線 ある。
天竜二俣の扇形車庫にも「鉄道歴史館」が存在する(ツアーでの見学のみ)
いざ室内へ。
国鉄二俣線時代のお宝などが展示されていた。
天竜浜名湖線(天浜線)は昭和15年に全線開通した旧国鉄・二俣線を引き継いでいる。掛川駅から天竜二俣駅を経て新所原駅までの67.7km、39駅を約2時間かけて結んでいる。掛川ー豊橋間で浜名湖の北岸を回るが、戦時中は東海道本線のバイパス線ともなっていた。
金属製の駅名表示板。
単線なのでタブレットがある。昔はタブレットと言えばこっちが「常識」だった?
SLの大きな模型。
Nゲージの転車台ジオラマも。
ガラス戸の向こうには現役車両。
硬券の保管箱。
SL時代の転車台の姿。
車両と親しむ子供たち。
昭和の香りを味わいながら駅へと戻った。
充実のツアーでした。