墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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薬師岳登山・太郎平小屋~山頂 2016年8月7日

前回のつづき。

この日は午前3時半起床の4時半出発、ヘッドランプを灯して歩き出します。

 

白くなりゆく薬師岳の山際。

 

歩き出すと三俣蓮華岳の左肩に、槍ヶ岳の穂先が見えてきました。 

 

5時過ぎには、かなり明るくなりました。槍がきれいに見えてきました。

 

こちらはホシガラスでしょうか。

 

富山平野の方向です。

 

ニッコウキスゲが数本だけ咲いていました。バックは黒部五郎岳。

 

日が射す前の薬師岳西斜面。

 

タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ)

 

チングルマの花が一ヶ所だけ残っているところがありました。 

 

黄色はウサギギク、右上はオンタデか。

 

ヨツバシオガマ

 

ハクサンフウロ

 

トウヤクリンドウ 

チングルマやニッコウキスゲなどの花畑の季節は終わっていましたが、小さく可憐な花をそこここで目にしました。

 

稜線から太陽が顔を出したのは6時ごろ。

 

山々も朝日を浴びています。

 

黒部五郎岳の右奥に御嶽山が見えてきました。一昨年の噴火で命を落とされた方々のご冥福を祈りました。

 

富山平野も朝を迎えています。右先の三角は鍬崎山(くわさきやま:2090m)

水平線から下が雲なのか海なのかは判然としませんでした。

 

薬師岳山荘の前で。遠くまで影が伸びました。

 

細い登山道を慎重に歩きます。

 

右手には特別天然記念物の圏谷群のひとつ、金作谷カール(カール:氷河が削った地形)が見えてきました。

 

氷河が山肌を削って運んだ土砂が堆積したモレーン(堆石)がはっきり分かります。

 

カールの上部は急峻な斜面。

 

そこから山頂はすぐでした。午前7時半に登頂。

 

山頂の祠には薬師如来が安置されています。 

 

急逝した山仲間の冥福を祈り、好天に恵まれ無事山頂に来れたことに感謝しました。 

山頂からは沢山の山々が見渡せました!(次回で)