墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ブルー・ナ・ボーニャ(ボイン渓谷の宮殿)遺跡群 ニューグレンジ アイルランド・世界遺産

前回のつづき。 ノウスからビジターセンターに戻ったのが13:45位。カフェテリアの行列に並び5分で昼食を食べて14:15発のバスに乗った。 緩やかな丘の上に建つニューグレンジ。 生垣に囲まれていて周囲の道からはほとんど見えない。 斜面にあった小さなスト…

ブルー・ナ・ボーニャ遺跡群 ノウス(Knowth) アイルランド・世界遺産

バスに乗って10分ほどで現地到着。 生垣の入口を抜けると直径76m・高さ12mの円墳と、その周囲の陪塚(のようにみえる墳丘)が現れた。 サイト内に入れるのはツアー客だけで、一人のガイドさんが丁寧に40分くらい説明をしてくれる。(途中で集中力が途切れ…

ブルー・ナ・ボーニャ遺跡群 ビジターセンター アイルランド・世界遺産

2日目の早朝5:30のウエストブロンプトン駅。 煉瓦の壁、木造の階段が映画のセットのようだった。 7:30ヒースロー発のエアーリンガスでダブリン空港へ。1時間20分位で着く。 レンタカーを借りて、高速M1を北へ向かう。 制限速度120km。途中の料金所で1.9ユ…

往路~ロンドンアイ(London Eye) 

成田ーヒースロー間はヴァージン航空を利用。 離陸直後には手賀沼が見えた。2つの手賀沼の間の林の中に片山古墳群や北ノ作1・2号墳があるはずだが、さすがに視認はできず。 片山古墳群、オッコシ古墳群 (千葉県柏市沼南地区②) - 墳丘からの眺め 北ノ作…

ニューグレンジ(Newgrange)アイルランドの墳丘・世界遺産

1週間の夏休みで久しぶりに海外へ行きました。 家族との行き先調整があり、ロンドン4日、アイルランド1日の日程。 行ったところは何回かに分けて紹介していきますが、まずは自分にとってのクライマックスだったニューグレンジ(ダブリン近郊のブルー・ナ・…

万両塚 堤方権現台古墳 @池上永寿院

池上本門寺の南隣り、同じ台地の上に永寿院というお寺があり、そこに江戸時代の万両塚と、弥生時代住居跡、堤方権現台古墳(復元)がある。 舌状台地の南端の「一等地」であるから、大昔から時代が変わっても人の手がはいり続けてきた場所。 万両塚は、徳川…

池上本門寺 どどめき橋 @西馬込、池上

西馬込駅南口からのアプローチ。 駅を出て一旦東に向かい、最初の角を南側へ右折する。ゆるい坂道を下りて上ると「貴船坂上」で東西に伸びる尾根道と交差する。 ここを右折してすぐ左折すると本門寺に続く道になる。 緑の多い坂道を下り、再び上っていくと、…

「東京『路地裏』ブラ歩き」 岡本哲志著

著者は法政大学デザイン工学部建築学科教授で、「ブラタモリ」に7回も案内人として出た方。写真は建築系の写真家の鈴木知之氏。なので豊富な文中の写真には、幸せそうな表情の著者本人が頻繁に写っている。 東京「路地裏」ブラ歩き 路地裏の達人が“通の楽し…

二本榎通り ~ 泉岳寺(路地)@高輪

高輪の路地にハマりつつある。今の時期、日が長いので会社帰りに少し寄り道。 二本榎通り沿いの案内板。(前回は左端下の高輪警察署か桂坂を下った) 上が北西。「現在地」の右の「スリランカ大使館」の「ン」の字あたりから泉岳寺に続く小道があるので行っ…

「図説 人口で見る日本史」 鬼頭宏著

昔の人口について検索したら鬼頭先生の名前が出てきたので著書を読んでみた。 鬼頭氏は上智大学経済学科教授。大学HPによると専門は日本経済史、担当科目は人口学、日本人口史、日本経済史。 とてもわかりやすく書かれた、一般向けの本でした。 [図説]人口で…

「おどろきの東京縄文人」 瀧井宏臣著

江戸東京博物館で見た、東京縄文人の復元過程が本になっていた。 著者は、元NHK社会部記者の方。 大きな文字でルビが振ってあるので小学生でも読めるようになっている。 新宿区市谷加賀町二丁目のマンション建設現場で、人骨が発見された時の様子、骨を組む…

「発掘された日本列島2014 日本発掘」④ 新宿に生きた縄文人 @両国 江戸東京博物館

階を下りた第2会場でも展示が続いていた。面白かったのは、2012年に防衛省近くの新宿区市谷加賀町二丁目で出土した縄文人骨の復元模型(12号人骨) Vシネマ俳優に似ているというコメントも 「新宿に生きた縄文人」が某Vシネ俳優そっくりだった(Jタウンネッ…

「発掘された日本列島2014 日本発掘」③ 今城塚古墳埴輪 @両国 江戸東京博物館

前回のつづき。 旧石器、縄文、弥生ときたら、もちろん古墳時代。 今回は、今城塚(いましろづか)古墳の埴輪が展示されていた。 まずは力士がお出迎え。 愛嬌のある顔だが、目鼻立ちは修復による再現。額や手、左胸から下がオリジナル。 力士のとなりは巫女。…

「発掘された日本列島2014 日本発掘」② 重文 人頭形土製品 @両国 江戸東京博物館  

前回のつづき。 この展覧会のもうひとつの目玉は、これだと思う。 縄文時代前期、約5500年前の「人頭形土製品」 千葉県成田市出土 案内板のコピーは「静かに眠る縄文のデスマスク」 4月に下総歴史民俗資料館ではじめてレプリカを見て、そのリアルさに驚き、 …

「発掘された日本列島2014 日本発掘」① 国宝 合掌土偶 @両国 江戸東京博物館  

今年で20回目となる「発掘された日本列島」 江戸東京博物館の常設展示(入場料600円)で見ることができる。 同時開催中の「思い出のマーニー×種田陽平展」は1300円(共通券1520円) どちらも9月15日まで開催。 9月27日~11月3日まで堺市博物館、11月15日~12月21…

高輪消防署二本榎出張所 ~ 高輪公園 (坂と路地) @高輪

夕刻の旧高輪消防署(現、二本榎出張所) 昭和8年に築造の「東京都選定歴史的建造物」 施工は間組。 HPによれば「第一次世界大戦後に流行したドイツ表現派の建築設計で、そのレトロな外観から、地域のシンボル的な存在となっており、年間約1,200人の方々が見…

「ミッション宇宙×芸術 -コスモロジーを超えて」 東京都現代美術館 @木場

台風が近づく日曜日の午後、家族で東京都現代美術館に出かけた。 ●「ミッション宇宙×芸術 -コスモロジーを超えて」 8月31日まで開催。 大人1300円、中高生800円、小学生以下無料 入場すると、すぐにアポロ飛行士がハッセルブラッドで写した月や地球の写真パ…

国立歴史民俗博物館 屋外展示 臼杵磨崖仏レプリカ 千葉県佐倉市

歴博は、佐倉城跡・佐倉連隊施設跡の丘の上(佐倉城址公園内)にあるが、北からの入口から少し上った右側、連隊時代の衛兵所跡の一角に、大分県臼杵(うすき)市の「古園石仏大日如来像」が実物大で再現されている。 下記に説明板を転載。 「日本を代表する…

国立歴史民俗博物館 総合展示第1展示室(原始~古代) 千葉県佐倉市

第1展示室にはいってすぐ、縄文土器が出迎えてくれる。 弥生時代の高床式建物の横の壁に、環濠の大きさを示す表示(大きなV字形)があった(講演会で言及されて知った) 幅10m、深さ5m(だったと思います) 集落の周囲を掘り廻らすのは相当な労力がかかっ…

「弥生って何?!」 国立歴史民俗博物館 企画展示 千葉県佐倉市

企画展は入口のパネルを除き、撮影不可だった。 写真のバックは青森県弘前市の砂沢遺跡から出た、高さ20cmの「弥生時代の土偶」 岩木川北麓の丘陵上にあるこの遺跡では、弥生時代前期後葉の前4~3世紀の水田跡が見つかり、前一千年起の水田跡としては列島最…

国立歴史民俗博物館 常設展示 縄文土偶 千葉県佐倉市

縄文時代の土偶については、ちょうど今、日経の日曜版「美の美」で、「土偶の一万年」という特集が連載中。8月10日は「中」の巻で「仮面のビーナス」と「縄文のビーナス」、「ハート形土偶」の写真が掲載されていた。 歴博の縄文のコーナーは、レプリカがほ…

「弥生って何?!」 国立歴史民俗博物館 講演会 千葉県佐倉市

8月9日(土)の朝、台風11号の影響はまだ出ていなかったので、「歴博」の講演会に出かけた。 大阪の吹田にあるのは国立民族学博物館で「民博」、こちら佐倉は国立歴史民俗博物館で「歴博」 ちょっとまぎらわしい。 歴博講演会は368回目だそうだ。今回は入場無…

日比谷駅「鉄道遺産?」(旧式改札) @都営三田線

先日たまたま通りかかった、都営三田線日比谷駅の「改札口」(ホームの西高島平側寄り) 写真右の柱の右に自動改札と駅員窓口があるが、こんな都会の真ん中に「旧タイプ」がひっそり残っている。(有人窓口による視線があり勝手な出入りができないので残した…

甲斐駒ケ岳登山② 2014年8月 @南アルプス

前回の続き。 駒津峰から、やせ尾根の道を一旦下ると、最後の登りに取り付く。 巨大なピラミッドのような甲斐駒の花崗岩の塊が、圧倒的な迫力で立ちはだかる。 広河原からのバスの車内放送では「甲斐駒ケ岳は昔から、山の団十郎(歌舞伎市川流の家元)と呼ば…

甲斐駒ケ岳登山① 2014年8月 @南アルプス

前回のつづき。 4時前に起床。朝飯は昨夜のごはんの残りとKさんレシピのラーメン(汁物で食べやすく体が暖まるのと、炭水化物・塩分が補給できるので、山の朝飯として優れものだと思います) 5時前に登山開始。 渓流に沿って仙水小屋まで30分くらい。小屋を…

仙丈ヶ岳登山② 2014年8月 @南アルプス

仙丈ヶ岳山頂(3033m)から15分ほど下った標高2900m地点に仙丈小屋がある。 周囲にガスがかかった真っ白の世界を降りていくと、ヌッと小屋が出現した。 雨は小止みになってきたので小屋前のベンチで昼食をとった。あたたかいスープとハム&チーズパンで生…

仙丈ヶ岳登山① 2014年8月 @南アルプス

8/1の午後から甲府に入り、8/2~3の日程で、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳に行ってきました。8人のグループでジャンボタクシーを使えたので、登山口までの行き帰りはとても楽でした。 一泊目は芦安(あしやす)温泉の岩園館に宿泊。気持ちのよい露天風呂がある。 翌朝…

夏山の計画

本日から山梨県に向かい、2日間の行程で山に行ってきます。 (ですので、次回更新は週明けになります) 10年以上続いているメンバーによる、自分にとっては年に1度の山行です。 昨年は唐松岳、五龍岳へ登り、山頂はガスの中でしたが雄大な雪渓や雷鳥を見る…