磯長谷の王陵をいくつか参拝した後は、堺市の黒姫山古墳を訪ねました。
まずは隣接する、堺市立みはら歴史博物館へ。
広い駐車所のある立派な施設。

着いたのは16時20分。開館は9時半~17時15分ですが、入館は16時半までということを現地で認識。入館料200円。
まずは黒姫山古墳の展示室へ。

とても充実した展示室でした。入館できて幸いでした。

こちらは黒姫山古墳の模型。全長114mの前方後円墳で、5世紀中頃の築造とされています。

その位置は、百舌鳥古墳群(左)と古市古墳群(右)の中間(中央下の少し右)

後円部の埋葬施設は盗掘で破壊され消滅したものの、前方部中央で竪穴式石室が発見され、中から24領の甲冑をはじめとした大量の鉄製武具や武器が出土しています。

部屋の中央のガラスケース内の短甲。

首や肩もしっかりガードしています。

かっこいいです。

圧倒的です。

まだまだ使用可能であったはずの(最新式も?)武具を副葬してしまうということは、埋葬の場で、埋葬者や継承者の力を誇示したかったからなのでしょうかね。




ここに一日いれば、古代甲冑に相当詳しくなれると思います。



レプリカも凄い。


埴輪も見られます。



線刻の見事な靫(矢を入れるリュック)

別の部屋では、もうひとつの見どころとして、河内鋳物師に関する展示がありました。
2025年11月下旬訪問