真名田古墳からは西へ、ひとつ谷（そこにも数基）を（時間の関係で）通過して、木曽川に近い丘陵端に残る山田横穴墓群へ。
バス亭「山田西」から見えている開口部。
そこからも行けそうでしたが、上記の左の家の脇に案内標柱がありました。
そこからの細径。
斜面を上がると数基が大きく開口。
説明板もあります。
山田横穴墓群 御嵩町山田
横穴墓とは、人工的な盛土をした一般的な古墳とは異なり、山腹などに深く穴を掘って墓室としたもので、岐阜県内では旧可児郡と旧土岐郡にみられます。
山田横穴墓は古墳時代終末期のもので、高さ20mほどの凝灰岩質砂岩（サバ山）の崖の中腹にあります。元来は7基ありましたが現在残っているものは6基となっています。南面東より1・2・3号墓、西南側面に比較的大型の5・6・7号墓があります。5号墓の東側に4号墓がありましたが、風化により現在は残っていません。
山田横穴墓のなかでは、1・6号墓が比較的保存状態も良く、作られた当初の形をうかがることができます。1号墓には後世に彫られたと思われる仏像と五輪塔が見られ、6号墓はこの墓群中最大の規模で、玄室はほぼ原形が残り、羨道も痕跡をみることができます。
御嵩町・御嵩町観光協会
一番左（東）の1号墓、入って右壁には、”後世に彫られたと思われる”仏像。
入口は板石で閉塞できる仕様。
一番奥は横口式石槨のような感じの小さな部屋で、そこに木製の小さな社が。
その背後に何か出ている？
説明板にあった五輪塔でした。
側壁には壁龕も。
開口部から外の景色。
田んぼの真ん中には、木曽川の支流の可児川の、そのまた支流が細く流れています。
右が3号墓、左4号墓。
4号墓は、ちょっと落とし穴状態。
その西（左）に少し降りて回り込むと6号墳（中央）と7号墳（左）
6号墳の床面には四角い孔が2ヵ所。これも後世？
壁龕も。
奥壁を背にして。
フラッシュで。暮らせそうな広さでした。
外に出て南西方向を。この500m程西（右）に木曽川が流れていますが間に丘が続いているので合流部は10㎞程先です。
2024年12月上旬訪問
