前回の室生寺参拝後、長谷寺の門前町の旅館の泊まり、翌朝に長谷寺にて朝の勤行を参拝。
仁王門を見上げて。
長谷寺縁起。
長谷寺略縁起
当山は朱鳥元年(686)天武天皇の御願により道明上人によって創建され、それより約50年の後、徳道上人が聖武天皇の勅願をうけ、楠の霊木をもって十一面観世音菩薩の尊像を造立し、大伽藍を建立してお祀りになりました。
御本尊は御身丈三丈三尺(10m余)右手に錫杖を持ち、大磐石の上に立つお姿で霊験あらたかなことはつとに有名である、古典文学の代表である源氏物語や枕草子などにも「初瀬詣」として語られています。
また長谷観音の信仰は全国に広まり、ご分身を奉祀する寺院は鎌倉の長谷寺など百数十ヶ寺を数えます。
花山法皇は当山に深く帰依され
「いくたびも まいる心は はつせ寺 山の誓いも 深き谷川」と一首を詠んでたたえられました。
観音の慈悲、伽藍の荘厳、加えて春の桜、初夏の牡丹など四季折々の美しさはいずれも天下の景勝地にふさわしく、万葉の昔から「隠国の初瀬」として歌枕の地にもなりました。
さらに西国三十三所観音霊場の第八番札所であり、また末寺三千余、檀信徒二百万を有する真言宗豊山派の総本山であります。
総本山 長谷寺
登廊を上がります。
花のお寺としても名高い長谷寺ですが、ちょうど牡丹の時期が終わったところでした。
今週から(5月25日~)あじさいが見られるようです。
あぢさゐ回廊のお知らせ長谷寺便り|奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺
登廊が右に曲がる地点で振り返って。
その先さらに続きます。
いざいざ奈良でのphoto現場。
本堂の御本尊は高さ10mを超える十一面観音像。国内最大級の木造仏で、室町時代の天文7年(1538)に仏師運宗らが造立とのこと。
特別拝観で足元から拝観することも可能でした。
その仏像の前で、僧侶の方々による読経、声明とともに祈りの時間を過ごしました。
勤行が終わって、本堂内から”舞台”を。
心も体も、清々しくなったように感じました。
山の斜面に展開する境内。
五重塔にも参拝。
そのあたりから、本堂を見下ろして。
とても静かな境内でした。