前回に続いての美旗古墳群、その盟主墳の馬塚古墳。
グーグルマップに誘導されて、墳丘の南側から。
幅広の周溝が巡っていて、鑑賞しやすい墳丘です。
墳長142mの雄大な前方後円墳。
前方部隅の稜線から墳丘上へ。
だだっ広い前方部墳頂。奥が後円部。
後円部との比高差があります。表示はスズメバチの巣があるのでここから登るな。
回り込んで後円部墳頂へ。
周り一面見渡せます。こちらは北方向。
近鉄大阪線の美旗駅が100m先という駅近古墳。
後円部上には抉れた跡も。
後円部先端方向(北東)
南東方向。中央奥やや左、田んぼの中に貴人塚古墳が写っていました。
2段目テラスにて。
振り返った前方部、くびれ部。
1段目のテラスに降りて。
後円部先端側から見た墳丘。左奥に前方部。
墳丘の北西側の道路沿いに回ると、石碑や説明板がありました。
史跡 美旗古墳群
馬塚古墳
美旗古墳群の中で、一番大きな全長142mの前方後円墳です。後円部は三段に積み上げられていますが、前方部は2段で低く、平坦な広場になっています。それぞれの段には葺石や埴輪がめぐっています。墳丘の周囲には幅12mの周隍が巡っており、東側の土砂を積み上げて人工の山を造っています。5世紀後半に造られました。
葺石:墳丘の斜面に貼り詰められた、こぶし大の石。石を全面に貼り人工の構造物をアピールしています。
埴輪:平坦部に垣根にように並べられた素焼きの焼き物です。
墳丘:人工的に盛り上げられた丘。上から見て丸と四角が組み合わさった前方後円墳は地域の支配者の墓として目立つように造られます。
周隍:墳丘のまわりの浅い空堀。水を溜めません。
美旗まちづくり協議会
石に刻まれた方は、判読が困難に。
そこから見た墳丘。
墳丘からの眺めも、周囲からの見栄えも、素敵な古墳でした。