墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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向山4号墳・5号墳(長者ヶ平古墳):向山古墳群 鳥取県米子市淀江町福岡

前回の岩屋古墳から戻って来て、向山丘陵の南側の2基へ向かいます。

寄棟屋根のあずまや、その後ろが向山4号墳の後円部。


全長64.5m・高さ10mの前方後円墳です。

向山4号墳
向山丘陵の最も高い位置に所在するこの古墳は、全長64.5m、後円部37.5m・高さ10m、前方部幅28mを測る前方後円墳で、向山古墳群の中で最大の規模を誇ります。
くびれ部の東側と前方部の南側に台状造出を設け、二段築成(後円部)の墳丘には葺石が巡らされていました。
須恵器、円筒埴輪、形象埴輪(動物)、鉄鏃などが出土し、5世紀末~6世紀初め頃に造られたものと考えられます。

 

墳丘西裾の園路側から。左が後円部、右奥へ前方部。

 

見上げる後円部。どこからが墳丘かわかりにくいですが、かなり高く感じます。

 

くびれ部から上がらせていただいて後円部を。

 

後円部墳頂の様子。

 

後円部墳頂から見る前方部。

 

前方部に移動して、振り返った後円部。

 

前方部の端から、その先を。

 

そこから振り返った後円部方向。

 

墳丘側面は結構斜度が急でした。

 

前方部の左裾から。奥が後円部。


南側から見上げた前方部先端。

目の前が、説明板にあった「台状遺構」のあたりと思われます。

 

駐車場にあった全体図を再掲。4号墳の次に、その左下の長者ヶ平(ちょうじゃがなる)古墳へ向かいましたが…


この案内表示の右後ろが墳丘でした。

 

ちなみに案内表示の先は立入禁止。階段の手すりが壊れていました。

 

長者ヶ平古墳とは方向が異なっていたので、案内表示の背面へ降りてみました。

 

目の前が長者ヶ平古墳の後円部だと思われますが、竹が密生したのでここで引き返しました。

後で調べていて、後円部南東側に全長10mの大型横穴式石室が開口していたことを知りました…。

 

米子市のサイトによれば、長者ヶ平古墳は全長48.5mの前方後円墳。後円部の横穴式石室は割り石と自然石で構築されており、近くで確認された箱式石棺からは人骨のほか、大陸色の強い金銅製の冠や環頭太刀などが出土したそうです。

https://www.city.yonago.lg.jp/secure/20539/mukouyama.pdf

 

鳥取県のサイトにも。

https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/76301/tottorikennokohun.pdf

 

そして、先達の方々はきっちり写真に記録されています。

長者ヶ平古墳

大和國古墳墓取調

 

こんなに情報があるのに、調べていなかったとは…