荒木山東塚・西塚を訪ねた後は定古墳群からの道路沿いに案内標識があった、立(たち)1号墳へ。500mほど戻りました。
その案内標識は撮りそびれたのでストリートビューで(太陽光パネルの右の電柱脇)
民家の間の道路を進んで行くと墳丘の北西裾に出ます。そこに解説あり。
石に嵌ったパネル。
立1号墳・2号墳
立1号墳
この古墳は、立地区の丘陵上に存在し、平成7年に墳丘の一部が発掘調査されました。調査の結果、墳長約88m、後円部径約50~56m、前方部長45m、前方部幅55m、高さ6m、二段築成の前方後円墳と考えられています。葺石や埴輪は確認できませんでしたが、くびれ部の後円部側で小規模な竪穴式石槨が発見されています。
墳形からみて5世紀代の築造と考えられ、吉備北西部では最大の古墳です。立2号墳
この古墳は推定墳長約69m、後円部推定径約30m、立1号墳に次ぐ大きさと推定されています。北東方向に向く前方後円墳と考えられますが、前方部は墓地造成のために大きく削られるなど、現状では不明な部分が多いです。
全長が88mもある前方後円墳。
歩き始めて振り返って。備中川をはさんだ北側には標高465mの城山。
備中川は美作落合で旭川に合流し、操山の西を通って児島湾へ出ます。
小径のすぐ先が、立1号墳の後円部裾。
見上げた後円部。
斜面にあった小祠。
二段築成のテラス。
墳頂の様子。樹木の隙間から平野がチラリと。
前方部方向。
奥が前方部。88mは大きいです。
前方部は一部が道路で削られています。
左が前方部先端。
獣除けの柵があります。
前方部先端側。
この先に、立2号墳の後円部が残っているようですが、柵に気おされてここまでとしました。