墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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四ツ塚古墳群:1・2・17・3・4・19・5・6号墳 岡山県真庭市蒜山上長田

蒜山郷土博物館の見学後はいよいよ四ツ塚古墳群へ。

 

博物館からも歩けますが、”史跡公園”の敷地南西側にも駐車場があります。

 

その公園の案内図。1号墳から19号墳まで番号が振ってあります。上が南。

八束 四ツ塚史跡公園
国指定史跡 四ツ塚古墳群
所在地 真庭市蒜山上長田 
指定年月日 昭和4年12月17日 
下蒜山の裾野に位置する古墳群で、6世紀に築かれた大小16基の円墳から構成されています。古墳群のうち、南側に並ぶ大きな4基の円墳が特に目立つことから四ツ塚古墳群と呼ばれています。
西南端に位置する1号墳は、直径約24m、高さ約3.5mで、大正5年(1916)に地元の青年らによって発掘され、横穴式石室から人骨のほか、多数の副葬品が出土しています。
13号墳は、昭和27年(1952)に岡山大学人類学考古学研究室によって発掘調査され、東側に造り出しをもつ木棺直葬の円墳である ことが確認されています。なお、南側に並ぶ4基の円墳は、昭和4年(1929)に「四ツ塚古墳」として国指定史跡 となっていましたが、昭和63年(1988) に「四ツ塚古墳群」と名称変更のうえ周辺の古墳も追加指定されました。 平成元年3月 文部省 真庭市 蒜山教育事務組合

 

まずは1号墳へ。

 

墳裾の木の周囲には”キノコ列”

 

石の標柱が大きいです。

 

北側に回り込むと開口部。四ツ塚古墳群で唯一開口している墳丘です。

 

柵の間から。

 

奥壁をズームで。


現地説明板。

1号墳
直径約24m、高さ3.5mの円墳です。大正5年(1916)に発掘され、入口を北に向けた片袖式の横穴式石室が確認されました。
玄室は長さ4.88m、幅1.9m、高さ2.32mで側壁は河原石で積まれ、赤色顔料の痕跡が認められます。
横穴式石室からは人骨ほか須恵器、土師器、刀、馬具、武具、鍛冶具、玉類等の副葬品が出土しました。
その大部分は東京国立博物館に収蔵されています。
文部科学省 真庭市 真庭市教育委員会

 

そこに奥壁側からの石室内写真が。見事な石積み。

博物館の方に見学機会があるかを尋ねましたが、学校教育などの場合を除き非公開とのことでした。

 

1号墳の北側には蒜山の山並みが。

 

1号墳の東隣に2号墳。径30mほどの円墳。

 

2号墳も墳丘の南側に標柱。


2号墳の南側に17号墳。

 

2号墳の東隣の3号墳には墳頂への階段がついています。3号墳は径約32mの円墳。

 

墳頂から階段を振り返って。

 

墳頂の様子。1号墳と同じく小さな祠があります。

 

3号墳の東側には、木の陰に4号墳。

 

降りて振り返った3号墳。

 

4号墳を南側から。

 

右が4号墳の標柱、左奥が先ほど登った3号墳。

 

4号墳のすぐ南に小さな19号墳。

17号墳と19号墳との間に18号墳の標柱も立っていたようですが見逃しました。


19号墳のさらに南に5号墳。

 

そのとなりに6号墳。

 

6号墳の裾から3号墳方向(中央の階段)、やや右に19号墳の標柱、写真から外れた右に4号墳があります。

 

1~4号墳の列、つまり”四ツ塚”を北側の畑越しに。

左から4号墳、3号墳、右端が2号墳で、1号墳は写真から右に外れた樹木の中でした。

 

博物館に掲げられていた写真。