墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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飛鳥ハーフマラソン2023

3月12日の日曜日、飛鳥ハーフマラソンに参加しました。

20年程前にマラソン大会に出たことがあるのですが長い間走っておらず、もう出ることもないと思っていたのですが、昨年からジョギング再開し、さらに明日香村が舞台の魅力的な大会があると知ってエントリーしてからは家の近所を週に3回ほど10㎞近くを走ってきました。

 

コースマップを見ると、まさに古墳巡りマラソン。

コース沿いの古墳ばかり見ていて、当日までは右下の「コース高低図」が目に入っていませんでした。

 

当日朝。飛鳥駅からスタート・ゴール会場のキトラ古墳前広場へ向かいます。徒歩15分ほど。

 

荷物預かりや更衣室テントが並ぶエリアが見えてきました。

ハーフマラソンのみの大会で、参加者は約3000人です。

 

あらかじめ区分けされたエリアごとに並んで、さあスタート。


ゲストランナーに見送られます(あとから、一般ランナーに声をかけながら走り去っていきました)

 

スタート直後は下り坂。軽快です。

が、最後はこの道を戻ることになります。

 

飛鳥歴史公園館の前を通過。

 

そこを抜けると野口王墓(天武・持統天皇陵古墳)が左前方に見えてきます。

 

左手に陵墓を見ながら走り抜けます。

 

その先はゆるい下り。田園地帯の中を走るのは爽快です。

 

コース右側に飛鳥寺を望みながら。


満開の梅。道は上っています。

 

万葉文化館へ下ってまた上り。ここからはアップダウンの連続で、平坦なところはほとんどなかった印象。

 

大井千鶴選手に励まされた後。

 

コース左奥に岡寺の塔。

 

ここから石舞台のほうへ下ります。

 

石舞台古墳前では地元の子供たちの大声援。(指が入りました)

 

道路沿いの生垣が切れたところで、石舞台古墳を。

 

振り返ってランナーのみなさまを。

 

その先、10㎞地点あたりからコース最大傾斜の坂が始まります。右の車線で戻ってきているのは相当速いランナー。

 

先が遠い。

 

坂の上で「あまざけ」を補給。しかしまだ折り返し地点は先だった…

 

やっと折り返し地点。石舞台のあたりから150mほど標高を上げています。

 

ここからしばらく下りですが、自分は膝がこわいのでゆっくり行きました。

 

美しい風景に癒されます。

 

再び谷戸沿いを登りますが、谷の向かい側には丘を登る先行者!

 

こんどは谷戸を上った折り返し地点が「給食所」でした。柿の葉寿司をひとついただけます。このおかげで疲れた気分を立て直せました。

 

下った先には、先ほど先行者が見えていた登りが。

 

上った先で一瞬平坦に。

 

そこからの眺めは素晴らしく。(こんなに上ってきたのだなあという感慨も)

 

緩い下りは最高。中央奥は金剛山でしょうか。


車道から右に折れて古墳エリアへ。正面は文武天皇陵とされている栗原塚穴古墳。

 

墳裾が18㎞地点でした。あと3㎞ほど!

 

その先でちらりと見えた高松塚古墳。

 

ここも墳裾がコースでした。こんなにそばを走るとは。

 

右の丘上で、樹林を通してうっすら見えているのが文武天皇の真陵と有力視されている中尾山古墳。

 

最後に、しんどい上り一直線をなんとか上がってFINISH!

給水所以外は歩かずに(激坂は歩くというより足踏みのような遅さだったと思いますが)、なんとか2時間半を切ることができました。


いただいたイチゴ一粒が身体に沁みました。

 

イベントあり、お店もありで、大変盛り上がっていました。

 

身体的には苦しかったですがその分の達成感もあり、最高の気分を味わうことができました。

関係者、ボランティアのみなさま、沿道で声援を送っていただいたみなさまに心から感謝いたします。