墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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新潟県埋蔵文化財センター 新潟県新潟市秋葉区金津

古津八幡山遺跡の丘の南東側には新潟県埋蔵文化財センターがあります。

新津美術館前から車で行けました。

 

大きなアーチが目立つ建物。

 

2022年9月上旬で、「地味にすごい 下越の縄文時代」展が開催中でした。

 

下越(かえつ)は新潟県の、新潟市を含む北東部。県外からだとなかなか位置がわかりにくいのではと思いますが、面積4679㎢で京都府(4612㎢)と和歌山県(4725㎢)の間。

リンク集:下越地域 - 新潟県ホームページ

 

1階エントランスにあった、その企画展コーナー。

 

企画展はすでに終了していますが、展示物の写真は解説パネルは公式サイトにわかりやすく格納されています。

令和4年度企画展1「地味にすごい!下越の縄文」

 

広い新潟県、遺跡の数も多い!

 

常設展示室でも、縄文土器に圧倒されました。

 

ヒスイも。

 

その一画に、古墳時代のコーナーも。

古墳時代
稲作を基盤に社会が発展してくると、村むらをまとめ地域を治める首長が各地に現れました。彼らは畿内(現在の奈良県・大阪府周辺)を中心に連合し、前方後円墳などさまざまな形の大きさの墓を権威の象徴として築きました。おおよそ3世紀から6世紀にあたるこの時代を古墳時代と呼びます。
前期の古墳には鏡、中期には鉄製の武器などが遺体とともにおさめられました。長岡市奈良崎1号墳と上越市黒田古墳群は、それぞれの時期の特徴をよく示しています。日常生活では、穴窯で灰色の硬い器(須恵器)を焼く技術が朝鮮半島から伝わり、素焼きの土器(土師器)とともに使われ始めました。また、村はずれなどでは大量の土器や石製模造品を用いた祭祀が執り行われました。

 

中段の鉄剣は「蛇行剣」
上越市黒田古墳群(古墳時代中期)の出土品

 

鎌倉時代の丸木舟(阿賀野市石船戸東遺跡)の展示も。

 

太い木材の外側を、うすい板のように刳り抜いています。

過去の企画展の、わかりやすく詳しい解説↓

平成30年度 夏季企画展「丸木舟の考古学」

 

2階の収蔵庫も窓越しに。

 

↓常設展示についても充実内容。非常に深いサイトです。

展示案内/新潟県埋蔵文化財センター