墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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瓢塚古墳 佐賀県唐津市呼子町加部島

唐津の古墳をあと2基。

唐津市街から車で30分程、橋で渡れる加部島の北端にある瓢塚(ひさごづか)古墳。

 

古墳の周辺は牧場で、道はすれ違いのできない細道になりますが、そばに2台程停められるスペースがありました。

そこから望む瓢塚。

 

ズームして。右手前側が後円部、標柱の立つ左側が前方部かと思われます。

 

唐津市文化財ガイドマップ(末盧発 唐津へ)に瓢塚古墳の解説と発掘時の写真が載っていました。

県内最北端に位置する前方後円墳で6世紀中頃の築造。長さ18.5m余、後円部径12mの墳丘は海上からの景観を重視した築成の様相が窺えます。また鉄製の銛を副葬品として持つなど、きわめて海洋性の高い特色ある古墳です。瓢塚古墳のある加部島は、多くの古墳が見つかっていて神集島と並び古墳時代から泊としての要所であった証です。


佐賀県のサイトにも写真があり、それを見ると後円部にある横穴式石室は長軸に沿って前方部側に開口部しているようです。

県指定(史跡の部)06 / 佐賀県

 

グーグルアースで。石室は埋め戻されていますね。

 

南西側から。沖には小川島。


墳丘に近寄れないか道を探しましたが、牧場の中で立入禁止でした。

 

唐津湾に入る、壱岐からの連絡船。左に広がる玄界灘。

 

瓢塚古墳は右側ですが、中央に見えている岩も気になりました。



北西方向には松島(左)と加唐島(右)、そしてその間いには壱岐島が見えました!

 

壱岐の古墳は2020年の3月に巡りました(巨石墳が幾つも)

鬼の窟古墳 長崎県壱岐市芦辺町国分本村触磐屋森 - 墳丘からの眺め

 

加部島にて唐津市街への帰路、道路から西側の眺め。

目の前の半島の中ほどにある名護屋城跡訪問は次の機会としました。

奥の山並みは、長崎県の松浦市や平戸市の島や半島になると思います。