この日の最後に訪ねた場所は殿塚・姫塚でした。
芝山はにわ道からの入り口は一見私有地のようなので要注意。
少し先、土の道の突き当りで、何台か停められるスペースがあります。
殿塚・姫塚について
1958年6月28日 国指定史跡
芝山町には古墳が多く散在していますが、この殿塚・姫塚はその中の代表的なものです。この2つの前方後円墳の築造は古墳時代後期の6世紀末と推定されています。殿塚は、長軸88m・高さ13mで2重の周溝を持ち、姫塚は長軸58m・高さが6mあります。
1956年早稲田大学が発掘調査を行い全国でも稀な形象埴輪の行列がほぼ完全な状態で出土し、一躍有名になりました。
殿塚からの出土品は形象埴輪の他、石室から頭推の太刀・青銅椀・勾玉・ガラス玉・金環等があり、姫塚からは、やはり形象埴輪の他石室から勾玉・切子玉・金環・飾り太刀・馬具が出土しています。
特に、姫塚の埴輪は整った美しいものでこれ等の出土品は、芝山仁王尊の「芝山ミューゼアム」、「芝山町立古墳・はにわ博物館」に展示され一般に公開されています。 芝山町
この日の朝、芝山古墳・はにわ博物館へ行ったときは数組が来ておられたので、博物館に近いここでも同好の方がいるかもと思いましたが貸し切りでした。
左端が殿塚古墳後円部、中央奥に向かって前方部、中央やや右は周堤。
後円部を見上げて。
後円部の上へあがって振り返って。高さがあります。
8年前に同じ位置で撮ってました。自然はあまり変わっていませんが、9歳になったばかりだった長男。
芝山古墳群 - 墳丘からの眺め (hatenablog.com)
17歳の今は巨石墳で頭が天井につかえます(@鬼の窟屋古墳・壱岐市)
鬼の窟古墳 長崎県壱岐市芦辺町国分本村触磐屋森 - 墳丘からの眺め
後円部から前方部を。
鞍部から後円部。
前方部から後円部を。88mは大きいです。
前方部左裾に降りて。左奥へ後円部。
前方部の先端裾。
姫塚側との境の堤の前。
振り返っての散策路は倒木で通行禁止。
前方部先端側からの姫塚古墳。
前方部右裾から。
前方部墳頂から後円部方向。
後円部から前方部を。
後円部高さ4.5mに対し、前方部高さ4.8mで、前方部の方が高さがあります。
後円部先端側から。
殿塚古墳と姫塚古墳との間の並木。
全体が気持ちのよい空間です。
前回訪問時の様子。