墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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神魂神社 島根県松江市大庭町

八雲立つ風土記の丘へ行く際に県道からの進入口を見落としてしまい、その先の神社まで行って戻ったのですが、参道から神々しさが溢れるような雰囲気が感じられたので参拝もしました。

「神魂」で「かもす」と読みます。

 

木の鳥居、並木の石段道。

 

鳥居の背面には桜並木の参道。

 

石段を少し上がると、お社への登り。

 

この神社も本殿が立派でした。本殿も拝殿も妻入りです。

 

見事な屋根、棟飾り。

 

室町初期建立の、最古の大社造建築とのこと。国宝です。

神魂(かもす)神社
御祭神 伊弉諾大神 伊弉冉大神
当社は出雲国造の大祖天穂日命がこの地に天降られ出雲の守護神として創建。以来天穂日命の子孫が出雲国造として二十五代まで奉仕された。大社移住後「神火相続式」は奉仕のため、「古伝新嘗祭」は参列のため参向されている。
本殿は室町時代初期、正平元年(1346)建立の大社造で、その大きさは三間四方高さ四丈あり出雲大社本殿とは規模を異にするが、床が高く、木太く、とくに宇豆(うず)柱が壁から著しく張り出していることは大社造の古式に則っているとされ、最古の大社造として昭和27年3月国宝に指定されている。
本殿内には狩野山楽土佐光起の筆と伝えられる壁画九面にて囲まれ、天井は九つの瑞雲が五色に彩られている。

 

小泉八雲も訪ねたそうです。

小泉八雲ゆかりの地 神魂神社
出雲国造の祖、天穂日命が降臨し創建したと伝えられる神社である。現在の本殿は正平元年(1346)の再建とされ、柱からは墨書もみつかっている。
現存する最古の大社造で、国宝に指定されている。
小泉八雲は明治24年4月5日に西田千太郎とともにここを訪れている。杵築の国造へ火鑚を授ける習慣や天穂日命が降臨時に使用したという鉄の大釜、伊弉諾・伊弉冉の神鳥とされるセキレイの伝承について記している。
「知られぬ日本の面影」第14章「八重垣神社」より
松江市

 

本殿の右側に社務所や摂社・末社。平入りも妻入りも大きさもいろいろ。

 

気になる横穴も。


生木と竹と注連縄と。

ひもろぎの原型のように感じました。