墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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藤の森古墳(移築) 大阪府藤井寺市藤井寺

岡ミサンザイ古墳(仲哀天皇陵)の後円部を背に、東へ向くとすぐに見えてくるアイセルシュラホール。

 

上記の背面、敷地の南西隅に、金網に囲まれた小さな墳丘がありました。

 

「藤ノ森古墳」とあり、横穴式石室との記載が。

 

左に回ると開口部!
標柱には「藤の森円墳横穴式石室」と。

 

詳しい説明板も。5世紀後半築造の、畿内で最も早く横穴式石室を採用した古墳と考えられるそうです。

藤の森古墳石室
時代:5世紀後半
古墳の形:円墳
墳丘の長さ(直径):22m
出土したもの:円筒埴輪、家形・盾形埴輪、ガラス製の勾玉、鹿角装刀子、甲冑、鉄鏃、金銅製三輪玉、轡など
応神天皇陵古墳前方部の西約100mにあった古墳。1965年大阪府水道部美陵ポンプ場の建設に伴い発掘調査されました。南に開口する右片袖式の横穴式石室を持っています。壁面には赤色顔料が塗布されており、畿内で最も早く横穴式石室を採用した古墳と考えられます。石室はポンプ場内に居t区されましたが、上水道施設であり自由に見学することができませんでした。このたび大阪広域水道企業団の協力と朝日新聞文化財団及び大阪府の助成を得て本地点に移築されました。百舌鳥・古市古墳群において唯一見学できる石室として貴重な文化遺産です。
藤井寺市 平成31年3月

 

残念ながら、扉はしっかり施錠されていました。

 

板石を幾重にも積み上げた奥壁が見えました。