青山古墳と浄元寺山古墳は100m程の近さだが、途中に工場があり、一旦南に向かってV字型に400mほど歩くことになった。
V字を曲がって北へ向かう道は、右(東)に下る斜面沿いでした。右奥の小山が墓山古墳。右端は向墓山古墳か。
そこから右(東)を向くとよい眺め。Izumiyaの建物に左端に二上山が半分見えています。
中央奥の右には卵を輪切りにしたようなコンクリ構造物がありますが、それが旧石器時代の翠鳥園(すいちょうえん)遺跡のモニュメントだったことを後から知りました。
遺跡内からは古墳時代の遺構も見つかってるそうです。
ここですね↓
古市古墳群が世界遺産になってから羽曳野市=古墳というイメージですが、実は旧石器時代から人々がこの地に痕跡を残していたんです💡
— 古墳王子 (@kotetu2019) 2022年9月5日
サヌカイトの産地で有名な二上山を望む翠鳥園遺跡から出土したナイフ形石器が皆様のお越しを待ってます😊#陵南の森歴史資料室 #博物館は楽しい#羽曳野市#旧石器 pic.twitter.com/sbcWy7IrHh
さきほどの道を進んで行くと、浄元寺山古墳の南西角が。
右へ曲がって振り返って。工場のトタン屋根が懐かしい雰囲気。
枝道を東に行くと、浄元寺山古墳の説明板がありました。
浄元寺山(じょうがんじやま)古墳
藤井寺市青山1丁目
時代:古墳時代 中期中葉
古墳の形:方墳
墳丘一辺長:67m、2段築成
墳丘の高さ:9.7m
出土したもの:円筒埴輪
浄元寺山古墳は、墓山古墳の前方部西側において墓山古墳の外堤に接して造られた方墳です。墳丘の南北方向の主軸線は墓山古墳の外堤にほぼ並行して造られています。墳丘の周囲には濠が巡るが、埋没保存されています。
藤井寺市 平成28年3月
「古市古墳群をあるく」には、墓山古墳の後円部側にある向墓山古墳(一辺62~68mの方墳)と同じ企画でつくられた可能性が高いと考えられているとの記載がありました。
解説板の後ろ側から見る浄元寺山古墳。木立の間から墳丘面がわかります。
墳丘を南東側の角から。
そこから墓山古墳までは、ほんの50mほど。
墓山古墳の説明板の周辺図。
墓山古墳などは、よろしければこちらを↓
墓山古墳 大阪府羽曳野市白鳥・藤井寺市青山 - 墳丘からの眺め
浄元寺山古墳の北西側。道路が袈裟切りしています。
振り返った南方向。