墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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青山古墳 大阪府藤井寺市青山

前回の、ワンちゃんに吠えられた稲荷塚古墳からは、南南東に400m程の青山古墳へ。

大阪環状線(新170号)の東側になります。

 

道路沿いに現れた墳丘。東側から見ています。

ちなみに、この道路を北へ3㎞進むと、津堂城山古墳沿いに出るのですね。

 

墳丘の周囲には濠が巡っています。

 

墳丘の南西側に回り込んでいくと、墳丘が良く見える公園がありました。

 

フェンスの扉は鎖で施錠。


墳丘を南西側から。

 

説明板あり。

古市古墳群 青山古墳
国史跡 2001年1月29日指定
藤井寺市青山2丁目
時代:古墳時代 中期中葉
古墳の形:円墳
墳丘長:72m、2段築成
出土したもの:円筒埴輪、家・蓋・盾・靫・馬・人物形などの形象埴輪
青山古墳は、墓山古墳の外堤南西隅から西へ約150mの位置に造られた円墳です。墳丘の径は62mですが南西側に造り出しが設けられ、全長は72mとなります。古市エリアでは最大級の円墳です。高さは10mで、円丘部は2段に築かれています。墳丘の周囲には円形の濠が巡り、円筒埴輪のほか、多数の形象埴輪が出土しました。
藤井寺市 平成28年3月

 

公園には、2連滑り台とジャングルジムが合体したような遊具が。

 

滑りませんでしたがそこに上がると、墳丘が北東側によく見えました。

手前側の黄色い花が咲いているあたりが造り出しにあたると思います。

 

西側の濠は水を湛えていました。


青山古墳から西北西に250mで野中ボケ山古墳後円部側、東北東に200mで墓山古墳の前方部右裾側。墓山古墳との間には、次に向かった浄元寺山古墳があります。

 

「古市古墳群をあるく」によれば、青山古墳の南側一帯は宅地造成や道路整備前には帆立貝形古墳が3基、円墳が3基、方墳が4基の小規模古墳が群集していたそうです。