前回の鴻ノ池古墳群から1.7㎞ほど南、予讃線(瀬戸大橋線)の讃岐府中駅の目の前に新宮古墳がありました。
墓地に上がって南西側に回り込むと開口部。
入り口わきの解説板。
市指定史跡 新宮古墳
新宮古墳は、綾北平野の南部に位置する、古墳時代後期の(約1400年前)の横穴式石室墳である。
現状では直径17m、高さ3.1mの墳丘が残存し、測量調査の結果から、一辺が約20mの方墳であると推察される。
玄室と羨道の間に前室を持つ複室構造で、玄室は奥行き5.5m、中央部での幅2.5m、天井石までの高さ2.5mの規模を有する。
新宮古墳は、石室に巨大な岩を使う巨石墳であり、古墳時代後期になり、綾北平野に相次いで築造される巨石墳の先駆けとなっている。
本古墳は、昭和32年1月11日、坂出市文化財保護条例に基づいて史跡に指定された。
令和3年4月 坂出市教育委員会
測量図のアップ(右が北)
石室平面図などのアップ。
網戸がありますが施錠はされていませんでした。
すぐ先が玄室でした。
フラッシュで。
奥壁を前にして。
振り返った開口部。
フラッシュで。
天井石が巨大でした。
玄門を構成する袖石と楣石。
開口部正面方向には城山。
城山の北方向の稜線。右の雄山との間の方向に坂出港があります。
讃岐府中駅の方へ戻ります。
頻繁に電車が行き交っていました。
駅前の案内地図には、グーグルマップに出ていない古墳も。
綾川を挟んだ北側には讃岐国府跡や香川県埋蔵文化財センターがあります。やはり再訪必ですね。
センターのサイトには新宮古墳の調査時の様子などが見られます。