墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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青ノ山山頂古墳群(1号墳) 香川県綾歌郡丸亀市土器町

前回の讃岐府中の新宮古墳からは、城山の北側、金山との間を抜け、坂出市の南側を通って、宇多津町と丸亀市との境にある青ノ山山頂へ向かいました。

 

山頂付近の駐車場に停め、徒歩で上っていくとすぐに露出した石室が。

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青ノ山山頂古墳群の1号墳。

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青ノ山山頂古墳群(1号墳)
青ノ山山麓には古墳時代前期から同時代終末期にかけての10数基の古墳が営まれている。
標高224.5mの青ノ山山頂に位置する青ノ山1号墳はその特異な立地と方形墳という珍しい墳形から注目されている古墳である。
墳丘の規模や石室の形態など詳細なことは今後の調査によらなければならないが見かけの墳丘は一辺9m、高さ2.5mの小形の方形墳で安山岩・自然石を加工した大形の石材などを組み合わせて築いた石垣状の積石により墳丘を形成している。石室はほぼ南方向に開口する両袖式の横穴石室で全長6mを測る。
墳丘や石室の構築状況や既出の金・銅製耳環などから古墳時代後期(6世紀末~7世紀初頭)の造営になるものと考えられる。
宇多津町教育委員会 丸亀市教育委員会

 

立派な天井石です。

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内部をズームで。

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横から。

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開口部の背面側。

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背面側の傾斜を少し上がった最高地点に平たく積まれた石積みを通り越して振り返って。これは何だったのでしょう?

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そのすぐ北に展望台がありました。

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眼下に宇多津町、その先に瀬戸大橋。

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予讃線と瀬戸大橋線の高架が形作る三角形。

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中央左は常盤公園のある聖通寺山。

奥の尾根は五色台でその向こうが高松市、手前が坂出市。

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こちらは反対の西方向。塩飽諸島の島々です。瀬戸内海の主要航路。

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