前回の三軒長屋の50mほど南にも、エアポケットのように残っている建物がありました。
「喫茶・軽食 桃乳舎」は昭和2年築。
石材風の柱・梁・アーチと、タイル張りで見事に装飾されたファサード。
メニューは驚愕の値段でした。
下記は中央区のサイトから。
桃の飾りを掲げる、小網町のミルクホール
赤タイル、2階円柱、桃の飾りなど、たいへん個性的な意匠を持つ看板建築である。
ミルクホールと牛乳販売所として新築され、戦中戦後を通じて飲食店として営業し続けている。
独特の外観と相まって、地域に親しまれる個性的な喫茶店である。
そこから南東に30mほどの路地にも同じく昭和2年築の建物が。
うなぎ喜代川。
「う」の文字が美味しそうです。
北側から。ビルの谷間によく残っています。
こちらも中央区のサイトに解説が。
昭和初期の料亭様式を今に伝える、日本橋小網町の老舗鰻屋
調理と飲食が分離していたかつての料亭建築の様式を今に伝える。
客間ごとに細部まで異なる意匠とされ、凝った内部空間となっている。
明治7年(1874)年創業の老舗鰻屋であり、古くから親しまれた店舗である。
内部空間を楽しみながら、鰻を楽しむことができる。
写真は2021年3月上旬。どちらの店にも、近いうちに入ってみたいです。