前回のつづき・
この日、次に向かったのは銚子市の野尻古墳群。
グーグルマップに4つの古墳のピンが立つ。4つ廻っても1時間強、陽が沈む前に廻れそうなので訪ねてみることにした。
写真で見ると典型的な千葉県の樹状谷。
緑の部分は谷地形。駅は標高7m、台地上は50mほど。
香取駅から30分で椎柴駅に到着。無人だが今風のデザインの駅だった。
駅から南側。比高差40mほどの台地上に古墳群があるが、発電用の風車が静かにゆったりとだがぶんぶん回っているのが見えた。
この時点で14時45分だったが、12月末だったのでもう沈みそうな感じ。
田んぼを横切って台地裾へ向かう。南東方向、銚子駅(高圧線の先)までは7㎞ほど。
台地を上る坂道沿いに、重厚な寄棟瓦屋根のお宅があった。
台地上は野菜畑が広がっていた。こちらのキャベツ畑では、道を通るとスピーカーから動物除け(人除け?)のさまざまな音がしていた。
農道の先に見えてきたのは野尻古墳群1号墳。
墳形はよくわからなかったが銚子市のサイトによれば、主軸長35m、高さ4mの前方後円墳とのこと。
発掘調査はされていないが、墳丘形態や規模、立地条件などから古墳時代後期の築造と推測されるそう。
銚子市生涯学習ガイド〜銚子の文化遺産【記念物・史跡】野尻古墳群(一号墳)〜
上記のサイトには、野尻古墳群は前方後円墳1基、円墳8基、方墳3基から成るが、削平されて周溝のみが残存する古墳が多数所在する可能性が高いともあった。
また野尻古墳群は古墳時代を中心とした野尻遺跡に含まれていて、銚子西高校建設に伴う発掘調査(昭和51年)では、弥生、古墳、奈良・平安の各時代の住居跡60軒、円墳2基、方墳3基が検出されているそうです。
動画で撮ればよかったですが、風車は回るスピードが結構速くて迫力がありました。
2021年になってからは墳行をしておらず、ストックがないので刻みます。