熊谷市の塩という地にある塩古墳群は県指定史跡。
荒川と都幾川の間の、丘と平地が複雑に入り組んだエリアに立地する。周囲には池・沼が多く点在する。
車道沿いに立つ解説板。古墳時代前期に築かれ、主墳は前方後方墳(2基も)
埼玉県指定史跡 塩古墳群滑
所在地 熊谷市塩
塩古墳群は、滑川沖積地を望む比企丘陵北端の支丘上の山林内に分布しています。
この古墳群は、前方後方墳2基のほか、方墳26基、円墳8基が残されており、古墳時代前期(4世紀中葉~後半)の土器等の遺物が出土しています。
主墳の2基はいずれも、前方後方墳で、北側の第1号墳は、全長約35m、高さは前方部で1.7m、後方部で5.9mを測り、長軸北20度西を示しています。
南側の第2号墳は、全長約30m、高さは前方部で2.2m、後方部で5.5mを測ります。
これらの古墳群は、きわめて密集しており、保存状態も良好で、北武蔵地方の代表的な前期古墳群として貴重なものです。
昭和35年3月1日埼玉県指定文化財となっています。
平成15年3月 熊谷市教育委員会
測量図には、車道を挟んで20基ほどが残る古墳群が。
いい雰囲気の枝道があった。右に1号墳前方部端、左に2号墳後方部、奥は8号墳。
まずは北側(地図右)の3号墳に接近。
3号墳の墳頂に上がらせていただいて、振り返っての1号墳(左に後方部、右へ前方部)
北側へ降りて、藪の中の33号墳方向を。
3号墳の西側に列をなす、4号墳(右)と5~7号墳。
5号墳から、右に6号墳、中央左に7号墳。
6号墳から中央右に7号墳、左は1号墳(後方部)
7号墳から、奥へ8号墳、2号墳(後方部)
最初に見た枝道の南側の2号墳(後方部)
2号墳の南に10号墳。
10号墳の隣の11号墳。
振り返ると2号墳。前方部左裾側から。
前方部に上がって後方部を。
2号墳の後方部に上がらせていただいて前方部を。左上に12号墳。
2号墳のすぐ北東に1号墳。
1号墳を前方部先端側から。
前方部右裾側から。
前方部へ上がって後方部を。
後方部へ上がって振り返った前方部。
1号墳後方部裾から左へ前方部。
スマホで撮った測量図を見て、番号と照らし合わせながら巡るのはなかなか楽しかった。
つづく。