前回のつづき。
昌徳宮から徳寿宮のそばにある貞洞劇場で韓国伝統演劇を観る。朝鮮王朝・燕山君時代の「宮:張緑水ストーリー」という劇で、伝統芸能や華やかな踊りもあって楽しむ事が出来た(3ヶ国語で字幕が出る)
http://jeongdongtheater.com/jpn/category/performance-info/seoul-now/
徳寿宮の壁沿いにあった現代彫刻。
その後は車で東大門へ移動。夕食前に東大門デザインプラザに寄った。
街中に巨大宇宙船が降りたような一画が。
東大門(トンデムン)デザインプラザは「Dongdaemun Design Plaza」の英語表記から「DDP」と略される。
”アンビルドの女王”と呼ばれたザハ・ハディッド(1950~2016)の作品で、2014年3月竣工。
地下の駐車場へ入る。
まずはエレベータで最上階へ。
洞窟のような壁・天井に斜めのガラス壁。
外への自動ドアも傾いている。前後にも左右にも(つまりドアは平行四辺形)
外から見たドア。
外には長大なスロープが伸びていた。4階の現在地から地表までつながっている。
その左側にはパネルに覆われた斜めの壁(であり屋根)
間は谷。
スケールの大きな曲面。
谷の中に入り込むトンネル。
室内に戻って螺旋階段へ。
階段の側壁も斜め。
階段から見えた隣の棟の廊下。
その廊下に行ってみた。
巨大な廊下自体が螺旋状に回っている。
研究施設のような雰囲気。
螺旋階段に戻ってさらに下る。
外へ出ると、大空間があった。
奥には大きな人型オブジェ。
”長椅子”のある通路は「ブリッジ」の上で、その下(地下)に広場がある。
工事中に出土した朝鮮時代の遺構が展示施設になっている。
地上部分とは長いスロープでつながっている。
振り返ると、さきほどの4階から見下ろしたトンネル出入口。
スケールが大きくて感覚がおかしくなる。
振り返ったら複雑な曲面が。壁面のアルミパネルは45,133枚になるという。
その先では地下から上がってきたスロープと合流する。
上記の左の通路を進んだ先の合流点。
壁だけでなくベンチもくねくね。
こちら側にも抜け道があった。ピアノの音が響いていた。
直線的な部分も。
その先の凹みにはカフェがあった。
北側の先端。ここだけ見ると小さいが。
右の?のような形がDDP。緑の芝生屋根を持つ。地図は下が北。
グーグルアースで見てみると。
さらに北側へ、清渓川を渡る。
東大門市場界隈へ。
気になる枝道。
この先の唐揚げ専門店で満腹に。
店を出ると目の前にライトアップされた東大門。
来た道を戻る。清渓川沿いの長大な建物。
DDPにも照明がついていた。
西側の側面。
通りを渡って。
パノラマでも全体像を撮るのは難しかった。
西側の「くびれ」部分。
穴あきパネルの内側から、自ら発光している。
地下の広場、遺構の前から、長椅子のあったブリッジを。
そこから振り返って。
ブリッジの真下。
未来が形になったような。
階段も光る。
昼とは違う迫力があった。
翌朝、家族で行動する前に、もう一度見に行った。
通りの反対側の建物にシースルーのエレベータがあった。
ブリッジのある南西側からになる。
?形の上のカーブ。
最上階で降りたが、窓の位置がいまひとつで全体が入る写真は撮れなかった。
後で調べていたら、こちらのコリアネットで、ザハ・ハディットへのインタビューが掲載されていた。曲面だらけの形は、地形と建築物との調和を目指したことによるものだそう。
http://japanese.korea.net/NewsFocus/People/view?articleId=118121
素晴らしい建築だと思います。