前回の弘前市立博物館の南隣にある弘前市民会館も、前川國男の設計です。
竣工は昭和39年(1964)なので、博物館より12年早い。
ホール棟を東側から。
コンクリート打放しの壁面ですが、型枠には青森県産のヒバ材が使われているそうです。
南側へ回ると、ホール棟から延びた渡り廊下の先に管理棟。
ホール棟を南側から。壁面の灰色に、扉の青や赤が映えていました。
渡り廊下とホール棟。残念ながらホール棟は閉まっていた。
そこから左を向くと管理棟。
グーグルアースで上空から。
管理棟を背にして渡り廊下を。天井は紺一色。
管理棟に入ると、吹き抜けホール。
ここも紺の天井で、星座のように配されたダウンライトが。
階段の板状手すりは、内側にやわらかく膨らむ曲面。
2階に上がって振り返るとカフェが。
カラフルな原色のベンチ。
階段脇のステンドグラスは弘前市出身の洋画家・佐野ぬいによる「青の時間」
一階には作り付けのL字形ソファ。
2階の一部にも、ちょっと休憩できる空間が。壁や天井の色使いが、やはり素敵でした。
さきほど見えた「喫茶室baton」に吸い寄せられて休憩。居心地のよい空間でしたが、先程見た渡り廊下の上側にテラス席もありました。
https://www.instagram.com/cafe_baton/
管理棟を南側から。
弘前市のサイトの「設計者のことば」で、前川國男の思いを知ることができます。
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/shiminkaikan/sekkeisya-no-kotoba.pdf