墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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多摩川台公園~田園調布八幡神社~丸子川~庚申堂~公務員等々力宿舎跡~等々力渓谷

前々回の多摩川台公園と、前回の野毛大塚古墳との間を歩いたときの様子。

多摩川台公園の北西端あたり、台地から多摩川方向へ下る道。正面のビル群は武蔵小杉。 

 

尾根上の道を進むと魅力的な小路があった。

 

傾斜に素直に従ったような石段。

 

降りて振り返ったところ。

 

左に折れて進む。

 

その先には枕木を使ったような階段があった。

 

下から見上げたところ。

 

降りた先で右を見ると急坂が見えた。22%の勾配。

 

十字路に近づくと右手は勾配24%だった。

 

いい雰囲気だったので、目的地と逆方向だが24%を上ってみた。

 

坂上間近が最も急だった。

 

近辺を一周した形になって、最初の写真の坂を降りた。降りた先からさらに下る階段道があったが、ここは降りずに写真だけにした。

 

その位置から望む武蔵小杉ビル群。

 

左手の東方向は多摩川台古墳群がある

 

さらに左を向くと今降りてきた坂道。勾配16%”しか”ないが写真では急にも見える。坂道を写すのはなかなか難しい。

 

さらに左を向いて、台地の中腹を北西に向かう道を進んだ。

 

途中の住宅跡地にいた2匹。近寄ると逃げていった。

 

道を覆うような松は、風で幹同士が擦れて不気味な音をたてていた。

 

400mほど歩くと田園調布八幡神社があった。 

 

昨年、段丘の上にある古墳を訪ねたときに気になっていた神社だった。

八幡塚古墳 宇佐神社 狐塚古墳 東京都世田谷区尾山台 - 墳丘からの眺め

 

創建は鎌倉期で、篭谷戸(ろうやと)と呼ばれる多摩川の入江に面した境内地は港の入口に突き出した形になっており、高台の鎌倉街道とも結ばれた交通の要衝だったとのこと。

 

参拝して振り向くと、石段の下に橋が架かる。 

 

橋の下を流れる丸子川。かつての六郷用水。

 

崖に沿うように流れている。

 

川を挟んで立つ鳥居。

 

道と住宅を挟んで、もう一本流れがあった。

 

上水と下水だったのか?

 

短くても立派な橋。「新八幡橋」という橋名もあった。

 

そこからは丸子川の上流方向へ、川に沿う道を進んだ。

 

ちょっと懐かしい雰囲気のミニ商店街。

 

川沿いの桜。ここは見事になるのでは。

 

流れには鴨がいた。

 

等々力渓谷からの流れを越えると世田谷区。川と離れて丘を上っていくと厚く守られた庚申塔(庚申堂)があった。

 

青面金剛と邪鬼、三猿が彫られた庚申塔。年代は後で調べてもわからなかった。

 

そのまま道を上ると立入禁止の団地エリアになった。

 

1階部分の窓には板が打ち付けられていた。

 

右側一帯が広大な廃墟。左側は野毛大塚古墳がある玉川野毛公園。

 

後で調べたら以前は国家公務員宿舎で、今後は都市公園として整備され平成35年から供用されるとのこと。素晴らしい。

http://kantou.mof.go.jp/content/000135872.pdf

横穴墓のある等々力渓谷との間の広い敷地なので、一体化すれば素敵な古代公園になるのではないか。