墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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本土寺 千葉県松戸市

日曜日の午後、当初は新松戸郷土資料館とセットで訪ねようと思ったが、そこは昨年3月に閉鎖していたことが途中でわかったので直接本土寺(ほんどじ)へ向かった。

常磐線北小金駅の北口から商店街を北に向かうと、大木の連なる並木の参道が見えてくる。くず餅店や割烹、蕎麦屋、カフェ、漬け物・お団子店などを見ながら進むと、赤い山門に着く。

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山門をくぐり、石段を下ると入場口がある。拝観料大人500円。

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入ってすぐの場所に広場があり、左手に五重塔、正面に本堂へ上がるようになっている。すでにこのあたりから満開のあじさい。

いただいたパンフによれば、本土寺はもとは源氏の平賀家の屋敷跡で、1277年に領主が法華堂を置いたのが始まりで、後に日蓮聖人より長谷山本土寺の寺号を授かっている。

池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺と共に朗門の三長三本とよばれ、宗門屈指の大山として末寺百数十を統べ、七堂伽藍の山容を誇っていたそうだ。

本土とは「我此土(わがこのど)」、釈迦が本当の佛、本佛となって住む国土「本土」に由来するとのこと。境内の広さは一万坪とあるので3.3ha、サッカー場4つ分くらいになる。

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本堂から右手に「順路」に沿って歩くと、庭園を周回できるようになっている。

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高低差のある境内の低い部分には、菖蒲園もあったが、花はちらほらと残っている程度。

あじさいは1万株、花菖蒲も5千株あるそうだ。

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ところどころに立つお堂では、読経の声が響いていた。

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水辺のあじさいと蓮の花。

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五重塔と、広場を隔てた反対側の斜面があじさいの絨毯のようになっていた。

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あじさいの花は満開だった。

沢山の人で賑わっていたが、順路が渋滞するほどではなかった。

ほとんどの人が(自分も含めて)スマホから高級機まで、写真をとるのに余念がない。

あじさいだけでなく、桜や紅葉の大木もあり、お寺のパンフに「四季花の寺 あぢさい寺」とあるように、それぞれの季節で花を楽しめるようになっているようだった。

お寺のHP   http://www.hondoji.net/

次は秋に来てみたい。

 

山門を出て再び並木道へ。

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並木道を抜けた信号で、城跡800mの表示板があったので、そちらにも寄ってみることにした。

つづく。